読んだ本の内容を覚えていない、、
すごく時間とお金をかけて本を読んでも内容忘れてしまうこういった経験はあるのではないでしょうか?こういった問題も原因から考え丁寧に対処していくことによって確実に改善されます。この原因のほとんどが読書のインプットとアウトプットのバランスに問題があります。
読書の内容が身につき、アウトプットできる方法について解説していきます。
内容が身に付く3つの力
本の中身は、ただ自分が読んで理解するだけのものではあまり意味がありません。「アウトプット」と言う負荷をかけることで、読書の中身は内容を自分自身で理解し、記憶に残りやすくなってくれます。
内容をアウトプットする時に、必要な考え方について解説をしてきます。
わかりやすく説明する力
まず1つ目が「わかりやすく説明する力」です
人にわかりやすく説明できる=頭のいい人ではありません。その能力は個人が生まれ持ったセンスや作用によって決まるものではなく、単純に技術の問題です。
つまり、トレーニングによって誰もが後天的に習得改善可能な能力です。情報を加工する技術というものの習得を心がけましょう.入手した情報を整理し、理解し、さらに相手に届きやすい言葉に編集するこういった技術がベースになります。
人に向けて発信することに慣れてない人は、自分に向けたアウトプットから始めてみると良いでしょう。例えば自分用に読書ノートをまとめたりするだけでも充分です。
完璧を目指す必要ありません。自分が振り返ったときに理解できるレベルのアウトプットから始めてください。
コミュ力
2つ目が「コミュ力」です。アウトプットすることで、本から仕入れた情報を脳に定着し、会話の中で自然に使える地形生まれ変わります。これによって会話の守備範囲も広がります。さらに、相手に合わせたアウトプットが出来るようになれば、これまで以上にスムーズなコミニケーションが取れるようになります。
コミニケーションとは相手があってこそ成立するものです。その力を鍛えるにはやはり他者の存在が欠かせないのもとなってくるでしょう。効率的にコミ力を鍛えたい場合は、常に他者に向けたアウトプットを心がけながらインプットに取り組みましょう。
構造化する力
最後が「構造化する力」です。構造化とは、複雑な成り立っているものを小さなものに分けて、すっきりと理解しやすい単純な形に変換することです。
これができると、解決しがたい難しい問題も解決することができたり、難しい内容を自分が理解したりするのに役立ちます。ビジネスシーにおいても重要なスキルです。
情報を自分の言葉で編集する作業は、まさに構造化する力を鍛える王道的トレーニングでしょう。
内容を定着させる基本的な行動4つ
読書の中身を定着させるには、読書の内容を効率的にアウトプットし、正しく記憶の定着のシステムを作る事が重要です。
言い換えれば、一定の手順に沿って流れるようになれば誰でも簡単にできるということです。
準備
まず、本を買ったらすぐに開いて読みたくなってしまうと思います。しかし、ここでは我慢し、本を読むため「準備」を行いましょう。読書に関してはいきなり読む事はオススメできません。
理由は、本の内容が右から左に抜けてしまい記憶に残らない可能性があるからです。読書には、集中力が欠かせません。注意散漫な状態や環境で読書をしてもあまり内容が頭に入ってこなく効率的とは言えないため、本読む前にまず集中できる環境を作ることがいいでしょう。
読解
次に、環境が整ったら「読解」です。ここでは本を開いて読み始め流のではなく、著者の主張を考えてみましょう。
読解の基本的なルールは、話のオチを先に押さえてしまうことです。この著者は多分こういうことを言いたいだろうと自分なりの仮説を持って読書をすることで、その本の大まかな道筋に沿って読書を進められるようになります。
読書は、真正面から読み進めるのではなく、自分が読みやすい形で読むことを覚えておくといいでしょう。また、著者の主張を見失わないために、自分の足跡をつけとくことも無難でしょう。具体的には、重要と思われるところに線をひいたり、メモを残す、付箋を貼ったりすることもオススメです。
要約
読解が終わると中身を「要約」してみましょう。本文中の内容無駄なただの枝端をそぎ落とし、重要な幹の部分だけ整理しする作業です。具体的には、読み終わったら自分の足跡をたどり、自分自身が線を引いた場所メモ残した場所を確認しながら、著者の主張をまとめていく作業になります。
相手の伝えたいものをイメージしながら、わかりやすい言葉に変えて編集していく作業と言えるでしょう。この要約に関しては、オススメの方法を次の節で解説しています。
発信
以上の作業が終わると最終段階の「発信」です。読書において、このアウトプットを対象に行動をしていく必要があります。誰に向けて発信するのか、今の自分自身に合った内容を考えながら、話したり書いたり実際に出力してみましょう。この後に説明しないと思いながら要約することで、要約の中身もかなり変化していくと思います。
以上の4つの手順が読書をした内容をアウトプットする基本的な手順です。大まかな流れをつかみ、自分自身で整理してみましょう。
A4用紙1枚でまとめて要約してみる
先程の節で紹介した「要約」について具体的な方法を少し解説します。情報の整理、情報の理解、情報の編集というのがアウトプットの基本でした。
ここでは、この作業をA4用紙1枚に情報をわかりやすくまとめます。ポイントは1番良い文章を作るのではなく筋の通った文章を作ることです。
序論本論結論型
はじめに、著者が最も伝えたい主張を書き、次にその理由や根拠、最後に主張を言葉やニュアンスを変えながらもう一度繰り返し、まとめるものです。最後の主張では、理由と根拠をプラスするとより分かりやすくなり、良くなります。
主張を展開するときには、「序論本論結論型」は非常にシンプルで使い勝手の良いテンプレートといえます。
要点まとめ型
この「要点まとめ型」は本の中の要点をまとめて羅列するというものです。方法としては、自分が重要と思った箇所を絞り込み、それらをまとめて書き起こす作業になります。
1つのコンテンツを3つの要点に絞り込みので、どこが最も重要か、全体的に重要度の高いものに優先度順位をつけるので、内容が整理され、理解することができます。アウトプットする際には、この方法がとても便利なのでぜひ参考にしてみてください。