【2025最新】Nano Banana完全ガイド！写真が秒速で3Dフィギュア化するAI技術を徹底解説

この記事のポイント

たった1つのプロンプトで写真が3Dフィギュア化、さらに3Dプリンターで実物化まで可能
GoogleのNano BananaとTripo AIの組み合わせで、公開1週間で2億枚生成の圧倒的人気
無料プランから利用可能で、初心者でも数分でプロ品質のフィギュアが作成できる

ついに、写真からフィギュアを作る時代が到来しました。GoogleのNano Banana（Gemini 2.5 Flash Image）の登場により、誰でも簡単に3Dフィギュアを作成できるようになりました。

公開からわずか1週間で2億枚もの画像が生成され、従来の画像生成AIを圧倒する一貫性と精度で、フィギュア化からTripo AIでの3Dモデル生成、3Dプリンターでの実物化まで、すべてが数分で完結する革新的なワークフローを実現しています。

Nano Bananaで生成されたフィギュア画像の例

オリジナルキャラクターやペットをフィギュア化したいクリエイター
3Dプリンターを活用してグッズ制作したい個人事業主
AIツールで効率的にコンテンツ制作したいYouTuberやVTuber

この記事を読めば、Nano Bananaの使い方からTripo AIでの3Dモデル化、おすすめ3Dプリンターまでを完全に理解できます。

初心者でも迷わず使える画面付き解説から、上級者向けの3Dプリント最適化まで、実践的なノウハウを包括的に解説していきます。

今回使用した3Dプリンター

Bambu Lab P1S Combo 3Dプリンター, P1S 多色造形 3Dプリンター&AMS, 筐体付き, 高温材料対応, 4台AMSで16色造形可能, 高速CoreXY構造, 造形速度は500mm/s、加速度は20000mm/s²まで対応, 自動ベッドレベリング, 組立不要, 日本語UI対応, 造形体積 256 x 256 x 256 mm³

created by Rinker

Bambu Lab

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Nano Banana（ナノバナナ）とは？Googleが放つ次世代画像生成AI

Nano Bananaの画像生成インターフェース

Nano Banana（ナノバナナ）は、2025年8月26日にGoogleが正式発表した最新の画像生成AI「Gemini 2.5 Flash Image」の通称です。

正式発表前の2025年8月中旬にAIモデル評価プラットフォーム「LMArena」で正体不明のまま突如現れ、その圧倒的な性能でAIコミュニティに衝撃を与えました。公開から1週間強で2億枚もの画像が生成されるという驚異的な人気を獲得しています。

Nano Bananaの基本的な特徴は以下のとおり

異次元の一貫性: キャラクターや物体の外観を維持する性能が従来モデルと比較にならないレベル
超高速生成: 数秒で高品質な画像を出力し、待ち時間なくサクサク試行錯誤可能
完全無料: Google AI Studio経由なら個人利用は完全無料で制限なし
日本語完全対応: 英語と同等の品質で日本語プロンプトにも対応

Nano Bananaは招待コード不要で誰でも即座に利用開始でき、無料プランでも基本機能をフル活用できます。

無料プラン：Google AI Studio、Geminiアプリ経由で完全無料
有料プラン（API）：1枚あたり約0.039ドル（約6円）
商用利用：個人利用なら無料でも可能（要利用規約確認）

フィギュア化の前後比較

従来はPhotoshopなど複数のツールを使い分け、数時間かかっていたフィギュア風加工が、Nano Bananaならたった数秒で完了します。クリエイターの創作活動から企業のグッズ制作まで、幅広いニーズに対応する革新的ツールです。

特に画像内のキャラクターや物体の一貫性が異次元レベルで高く、同じキャラクターでも角度を変えても顔や服装が変わらないという驚異的な精度を実現しています。

Nano Bananaの革新的な5つの機能

Nano Bananaの最も素晴らしい点は、従来の画像生成AIの課題を完全に解決していることです。

複数画像の組み合わせ、部分編集、多様なスタイル対応、超高速生成、自然言語での編集指示という5つの強力な機能により、誰でもプロ品質の画像を簡単に生成できます。

🎯 複数画像の組み合わせ生成

NanoBananaにキャラクターシートとダイソーのデッサン人形を使ってポーズをとらせられるか実験🔬
使えそうですね！
デッサン人形がポーズそんなにとれないので高いやつ買わないとダメかもですが🥹 pic.twitter.com/U0TJvWtAms

— Kazika/カジカ@AIスタジオ (@kazika_studio) October 13, 2025

キャラクターAの顔とキャラクターBのポーズを組み合わせるなど、異なる要素を融合して新しいビジュアルを生成。従来不可能だった創造的な画像制作が可能になります。

例えば、ペットの写真とフィギュア風のスタイルを組み合わせることで、愛犬・愛猫のフィギュア画像を瞬時に作成できます。

🔍 高度な部分編集機能

Gemini画像生成NanoBananaでプロンプトがダメで上手くいかないって人へ。この程度で上手くいきますよ。プロンプトよりステップバイステップの方が上手くいく説。 pic.twitter.com/yE5fp8e3Ri

— KEITO💻AIディレクター (@keitowebai) September 8, 2025

背景だけを差し替える、髪型や服装だけを変更するなど、必要な部分だけを自然に編集。全体を再生成する必要がないため、イメージ通りの仕上がりが得られます。

これにより、微調整が簡単になり、理想的なフィギュア画像に素早く到達できます。従来のツールでは全体を作り直す必要がありましたが、Nano Bananaなら部分的な修正が自在です。

【実践】たった3分！Nano Bananaでフィギュア画像を生成する方法

Nano Bananaでのフィギュア生成手順

それではまずはじめに、実際にNano Bananaを使って、キャラクター画像をフィギュア化してみましょう。

今回紹介する方法ではフィギュア化したい、または画像を一枚用意していただくだけでOKです。

Google AI Studioにアクセスし、画像をアップロードしてプロンプトを入力するだけ。驚くほど簡単にプロ品質のフィギュア画像が完成します。

プロンプト自体はこちらで紹介しますので、そちらをコピペ貼り付けだけで作業完了となります。

ステップバイステップ：初心者でも迷わない完全ガイド

Nano Bananaの使い方は驚くほどシンプル。たった5つのステップで完成します。

step
1Google AI Studioにアクセス

GoogleのGeminiアプリ、もしくは、ブラウザで「Google AI Studio」と検索してください。はじめに、Googleアカウントでログインします。

Google AI Studioへのアクセス方法

step
2モデルを選択

「Gemini 2.5 Flash Image Preview (Nano Banana)」を必ず選択してください。他のモデルではNano Bananaの機能が使えません。

Gemini 2.5 Flash Imageモデルの選択画面

Geminiアプリでの画像生成設定

Geminiアプリの場合には「Imageで画像生成」を選択しておきましょう。

画像生成モードの選択

step
3画像をアップロード

「Upload Image」ボタンをクリックして、フィギュア化したい画像を選択。顔が鮮明に写っている正面からの画像が最も良い結果が得られます。

画像アップロード画面

step
4プロンプトを入力

以下のプロンプトをコピー＆ペーストしてください（英語推奨）：

 プロンプト
Create a 1/7 scale commercialized figurine of the characters in the picture, front view only, in a realistic style, isolated on a plain background.

step
5生成実行

「Generate」ボタンをクリック。わずか数秒で高品質なフィギュア画像が生成されます。

生成されたフィギュア画像の結果

高品質なフィギュア画像の例

生成された画像が理想と違う場合は、同じプロンプトで再生成するか、「背景を完全な白色にして」などの追加指示を出すことで微調整できます。個人的に感じたのが、生成される画像のクオリティが圧倒的に高いこと。そのまま実用レベルでした。

他にも、このブログのプロフィールキャラである「せなお」の画像を試してみるとこんな感じになりました。

せなおキャラクターのフィギュア化例

せなおキャラクターの詳細表示

次は今回作成したフィギュア画像を実物の3Dモデルリングソフトを通してフィギュア化していきます。

Tripo AIで3Dモデル化：画像から立体データへ変換

Tripo AIのインターフェース

次は3Dのモデリング化をAIを通して行えるツール「Tripo AI」について紹介していきます。このツールで先ほど生成した画像を3Dモデリング化していきます。

Tripo AIは、AI技術を活用して画像から高品質な3Dモデルを20〜60秒で自動生成する革新的なツールです。

Tripo AIの主要な特徴と機能

超高速生成：画像から3Dモデルを20〜60秒で自動生成
バージョン3.0：最新版で精度が大幅向上、細部まで忠実に再現
無料プラン充実：月300クレジット（10回分）が無料で使える
3Dプリント対応：STL、OBJ、3MF形式でエクスポート可能

Tripo AIの始め方：アカウント作成から3Dモデル生成まで

Tripo AIアカウント作成画面

step
1Tripo AIにアクセス

Tripo AIにアクセスし、「Sign Up」をクリック。Googleアカウントまたはメールアドレスで無料アカウントを作成します。

step
23Dワークスペースを開く

ダッシュボードから「3D Workspace」をクリックして、新規プロジェクトの作成画面を表示します。

Tripo AIの3Dワークスペース

step
3Image to 3Dを選択

「 画像テキストから3D」タブを選択し、Nano Bananaで生成したフィギュア画像をドラッグ＆ドロップでアップロード。

Image to 3D機能の選択画面

step
4生成設定を確認

生成モデルは必ず「Version 3.0」を選択してください。これが最も精度が高いです。解像度やメッシュはデフォルトでOKですが、3Dプリント用なら「High」推奨。

実際に生成できた3Dデータはこちら

生成された3Dモデルのプレビュー

step
7エクスポート

「Export」ボタンから、3MFまたはOBJ形式でダウンロード。3Dプリンター用のスライサーソフトで開けば、そのまま印刷できます。

他の3DモデルAIとの徹底比較

サービス	生成時間	精度	無料プラン	おすすめ度
Tripo AI v3.0	20〜60秒	★★★★★	月10回	★★★★★
Hitem3D	30〜90秒	★★★★☆	あり	★★★★☆
Meshy AI	60〜120秒	★★★☆☆	あり	★★★☆☆
TripoSR	0.5秒	★★★☆☆	オープンソース	★★★☆☆

実際に複数のサービスを試した結果、Tripo AI v3.0が総合的に最も優秀でした。特に3Dプリント用途では、底面が平らで安定している、サポート材が少なくて済むなど、実用性の高いモデルが生成されます。

3Dプリンターで実物化：おすすめ機種と出力方法

3Dモデルが完成したら、いよいよ実物化です。家庭用3Dプリンターを使えば、自宅で簡単にフィギュアを作成できます。

初心者に最もおすすめなのがBambu Lab A1で、5〜7万円という手頃な価格ながら、プロ品質のフィギュアが作れます。

【徹底比較】Bambu Lab P1S vs A1：どちらを選ぶべき？

今回は僕自身が使用している3Dプリンターについて紹介していきます。

僕自身が使っているのは「Bambu Lab P1S」という３Dプリンタです。Bambu Labさんの3Dプリンターはどれも精度が高く、海外のクリエイターをはじめ多くのユーザーに使われており、オンラインストアでのモデルの公開などもされています。

created by Rinker

Bambu Lab

P1Sのモデルは、クロージャーと言われる3Dモデルを印刷するステージを密閉するボックスです。その分、かなり大きく感じる方も多いかと思います。

項目	Bambu Lab P1S	Bambu Lab A1
価格	109,000円〜160,000円	50,000円〜70,000円
造形サイズ	256×256×256mm	ほぼ同等
精度	非常に高い	非常に高い（P1Sと遜色なし）
密閉性	密閉型	オープン型
対応フィラメント	PLA/PETG/ABS/ASA/ナイロン	PLA/PETG/TPU
多色印刷	AMS対応	AMS対応
おすすめ度	★★★★★（本格派向け）	★★★★★（初心者向け）