この記事のポイント
- Gemini 3の「Vibe Coding」で自然言語だけでアプリが作れる革命的進化
- 東大数学問題でChatGPT 5.1に勝利、Deep Think機能で推論能力が大幅向上
- Google Antigravityで無料のAI搭載エディターが利用可能
AIの世界がまた大きく動きました。2025年11月18日、Googleが最新AIモデル「Gemini 3」を正式リリースしました。
今回の目玉は「Vibe Coding(バイブコーディング)」と呼ばれるAIを用いたプログラミング開発が格段に精度を上げました。自然言語の指示だけで、YouTubeクローンサイトや3Dゲームが一発で生成できます。プログラミングの常識を覆す進化として、開発者からクリエイターまで幅広い層で注目を集めています。
こんな人におすすめ
- プログラミング未経験だけどアプリを作ってみたい方
- AIコーディングツールの最新動向を知りたいエンジニア
- AIを活用して作業効率を上げたいクリエイター
この記事を読めば、Gemini 3の機能・使い方・ChatGPTとの比較・新ツールAntigravityの活用法まで完全理解できます。初心者でも今日から試せる実践的なガイドを、画面付きで解説していきます。
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Gemini 3とは?Vibe Codingで変わる開発の常識

Gemini 3は、2025年11月18日にGoogleがリリースした最新のAIモデルで、「自然言語=プログラミング言語」を実現した革命的なツールです。
従来のAIコーディング支援が「コードの補完」や「エラー修正」中心だったのに対し、Gemini 3は「YouTubeのクローンサイトを作って」という一言で、フロントエンドからバックエンドまで含む完全なWebアプリを生成します。
Gemini 3の3つのモデル
- Gemini 3 Pro: 最高性能、Deep Think搭載、複雑な推論・本格コーディング向け
- Gemini 2.5 Flash: 高速・低コスト、20-30%トークン削減、日常タスク向け
- Gemini 2.5 Flash-Lite: 超軽量、50%トークン削減、組み込み・リアルタイム処理向け
Gemini 3は、Geminiアプリ、Google AI Studio、Vertex AI、さらにCursorやReplitなどサードパーティでも利用可能です。
- アクセス方法①:gemini.google.comにアクセスしてGoogleアカウントでサインイン
- アクセス方法②:ツールから「Canvas」を選択してオンにする
- アクセス方法③:自然言語でプロンプトを入力して生成開始
ベンチマーク結果が示す圧倒的な実力

Gemini 3 Proは主要なAIベンチマークで業界トップの結果を記録しています。
特にSWE-bench VerifiedではChatGPT 5.1の73%を上回る76.2%を達成し、実践的なコーディング能力で明確な差をつけました。
主要ベンチマーク結果
- LMArena:1501点(業界1位)
- GPQA Diamond:91.9%(PhD級の推論能力)
- SWE-bench Verified:76.2%(ChatGPT 5.1は73%)
- WebDev Arena:1487 Elo(Webアプリ生成能力)
- Humanity's Last Exam:37.5%(ツールなし)
この数字が意味するのは、Gemini 3が単なる「便利なツール」ではなく、実務で使える本格的な開発パートナーになったということです。
ChatGPT 5.1との比較検証【東大数学問題で勝負】

実際にGemini 3とChatGPT 5.1を比較検証しました。
今回使用したのは東京大学の入試数学問題。両方のAIに同じ問題を投げて、正確性とスピードを比較しました。
検証結果
【Gemini 3 Pro】
- 回答:正解(log 2 - 1/2)
- 回答開始:早い
- 解答プロセス:細かいステップを詳細に表示
【ChatGPT 5.1】
- 回答:不正解
- 回答開始:遅い
- 解答プロセス:標準的
結果として、Gemini 3が速度と正確性の両方でChatGPT 5.1を上回りました。
Deep Think機能の秘密

Gemini 3には「Deep Think」という高度な推論モードが搭載されています。
これは複数の仮説を同時に検討し、最も妥当な回答を導き出す仕組みです。最大32,000トークンの「思考予算」を使用でき、複雑な問題に対して段階的に推論を深めていきます。
特に数学、科学、コーディングなど論理的思考が求められるタスクで威力を発揮します。
【実践】Vibe Codingで爆速アプリ開発

それでは、Gemini 3のVibe Codingを実際に体験してみましょう。
今回は「おしゃれでかっこいいオセロゲームを作成してください。3Dのテイストがいいです」と一言で作成してみます。
今回はブラウザ版のGeminiアプリで作成していきます。無料ユーザーでもGemini 3が使用できるため特別な設定は不要です。
画面下部の「ツール」をクリックし、「Canvas」を選択してオンにします。

Canvas機能のON/OFFの違い
- Canvas ON:左にチャット、右にプレビュー画面が表示
- Canvas OFF:コードのみテキスト出力(コピー用途向け)
重要:Canvas機能をオンにしないと、生成されたコードがテキストで表示されるだけになります。Vibe Codingのプレビュー画面を確認するには必ずCanvasをオンにしてください。
実際に作成できたゲームがこちら
その他にも現存するWEBページのクローンを作ることも可能です。
「YouTubeのクローンサイトを作って」と入力するだけで、以下の機能を持つWebアプリが完成します。

生成されるYouTubeクローンの機能
- YouTubeそっくりのUI/UX
- スクロールアニメーション
- サムネイル表示機能
- レスポンシブデザイン
実際に作成できたページがこちら
step
4機能追加も自然言語で
「動画のアップロード機能を追加して」と追加指示を出すだけで、アップロードフォーム、ファイル選択機能、テキスト入力欄が即座に追加されます。
開発者が一から実装すれば数時間かかる作業が、数秒で完了します。
3Dゲームも一発生成

「スーパーマリオ64のような3Dアクションゲームを作成してください。操作できるように。プレイヤーの視点は三人称後方からの設定」と入力すると、本格的な3Dゲームが生成されます。
生成される3Dオセロの機能
- 本格的な3Dグラフィックス
- AIの対戦相手(自動で打ち返してくる)
- 石を置くアニメーション
- 勝敗判定機能
ジャンプ機能、3D空間の移動、敵キャラクターとの当たり判定まで実装されています。
ただ難易度は激ムズでしたが、ゲームの構成の仕方などとしてはかなり良いものがありました。一発出してここまでできるのはかなりのアップデートと言えます。
Google Antigravity:無料で使えるAI搭載エディター

Gemini 3と同時にリリースされた「Google Antigravity」は、CursorやWindsurfに匹敵するAI搭載コードエディターです。
しかも、無料で利用可能という点が大きな魅力です。
Antigravityの基本スペック
- ベース:Visual Studio Code(フォーク)
- 対応モデル:Gemini 3 Pro, Claude Sonnet 4.5, GPT系
- 料金:無料(寛大な利用枠付き)
- 対応OS:Windows, macOS, Linux
普段バイブコーディングをされるユーザーの方、またバイブコーディングをしてみたいユーザーの方なんかは、Googleアカウントさえあれば、このAntigravityで無料で使えるので、試してみる価値はあるかと思います。
2つのビューモード

Antigravityには「Editor View」と「Manager View」の2つのモードがあります。
【Editor View(エディタービュー)】
- CursorやGitHub Copilotと同様のIDE体験
- サイドパネルでAIとチャットしながらコーディング
- シングルエージェントが作業を支援
【Manager View(マネージャービュー)】
- 複数のAIエージェントを同時管理
- 複数ワークスペースを並行して監視
- Googleは「ミッションコントロール」と表現
私も普段はカーソルを使ってバイブコーディングでアプリ開発やブログの制作をしています。そのため、エディタービューの方が使いやすく感じました。

ただ、Manager Viewの方は、Nano Banana Pro搭載で、エディター内で画像の生成・編集が行えます。
こういったメリットもあるので、プロジェクトによってモードを切り替えて活用することでバイブコーディングの幅が広がりそうです。
料金プラン比較【無料で使える範囲は?】

Geminiを利用する上での料金プランについての説明も行います。基本的には無料で使えますが、無料版だと一定の制限があったり、最新のAIモデルが使えない場合もあります。
Googleが提供する生成AIやサービスをフル活用する場合には「Google One」「Google One AI プレミアム」などのサブスクリプションサービスに登録が必要です。
Google Oneの料金プラン
【無料プラン】月額¥0
- 1日3〜5プロンプト(負荷状況により変動)
- 基本機能のみ
- 制限到達後はGemini 2.5 Flashに自動切り替え
【AI Proプラン】月額$19.99
- 100プロンプト/日
- 2TB保存、Deep Research
- 100画像生成/日
【AI Ultraプラン】月額$249.99
- 500プロンプト/日
- 30TB保存、Agent Mode
- YouTube Premium、1000画像生成/日
ここで少しややこしいのがGoogle OneとGoogle One AI Premiumというプランが存在することです。
2つのプランの比較表
| プレミアム (2TB) | AIプレミアム (2TB) | |
| 月額料金 | 1,300円 | 2,900円 |
| 保存容量 | 2TB | 2TB |
| 使えるAI | 無料版 Gemini | Gemini Advanced (最高性能) |
| Office連携 | なし |
「通常のプレミアム(1,300円)」がおすすめな人
-
スマホの写真バックアップや、Googleドライブの容量確保がメインの目的。
-
AIは無料版で十分だと思っている。
「AIプレミアム(2,900円)」がおすすめな人
-
ブログ執筆、資料作成、プログラミングなどの効率を爆上げしたい。
-
Googleドキュメントやスライド作成の手間を減らしたい。
-
最新の高性能AIを制限なく使いたい。
AIプレミアムプランは初回1ヶ月無料トライアルがついていることが多いので、まずは「AIがいる生活」を試してみて、必要なければ通常の2TBプランに戻す、という使い方が賢いかもしれません。
まとめ:Gemini 3で変わる開発の未来

この記事では、Gemini 3の機能・使い方・ChatGPTとの比較・Antigravityの活用法を解説しました。
本記事のポイント
- Vibe Codingで自然言語からアプリを生成できる革命的モデル
- ChatGPT 5.1を複数のベンチマークで上回る性能を達成
- Google Antigravityで無料のAI開発環境が利用可能
- 無料プランでも基本機能は体験できる(学生は1年間Pro無料)
- 用途に応じてGemini/Claude/ChatGPTを使い分けるのが最適解
Gemini 3は無料版でも十分に体験できます。まずはGeminiアプリでCanvas機能を有効にして「シンプルなToDoアプリを作って」と入力してみてください。
これだけでVibe Codingの凄さを実感できるはずです。生成AIの進化が目まぐるしい中、どのモデルも好みで使ってもらえたらいいかと思います。ぜひAIを使って日々のタスクなどを効率化してみてください。
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