この記事のポイント
- ChatGPT-4oの新画像生成機能の特徴と基本操作
- LINEスタンプ作成から図解、キャラクターデザインまでの実践活用法
- 他の画像生成AIとの比較とChatGPT-4oならではの強み紹介
今回は、ChatGPT-4oの画像生成機能の大幅アップデートについて、その全貌と実践的な活用法を徹底解説します。
AIによる画像生成が進化し、誰でも簡単にプロ級のデザインやイラストが作れる時代になりました。これからのクリエイティブワークを変革する最新技術をご紹介します。
- AIでイラストを作りたいが、どのツールが使いやすいのか分からない
- LINEスタンプを自作したいが、絵心がなくて諦めていた
- 会議資料の図解作成に時間がかかり、効率化したい
この記事を読めば、プログラミングやデザインの専門知識がなくても、高品質な画像コンテンツを簡単に作成できるようになります。ChatGPT-4oの対話型画像生成機能を使いこなせば、SNS投稿用のオリジナルイラストからビジネス資料の図解まで、あらゆるビジュアルコンテンツの制作時間を大幅に短縮できます。
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【2025年春最新】ChatGPT-4oの画像生成機能とは
OpenAIが2025年3月にリリースしたこのモデルは、特に画像生成の面で大きく進化しています。
これまで使用されていたDALLE-3よりもはるかに高精度な画像生成が可能となり、LINEスタンプや4コマ漫画、ゲームキャラクターのデザインや図解など、さまざまなクリエイティブコンテンツを高品質に生成できるようになりました。斬新なChat形式での操作が可能で、プロレベルのビジュアルを手軽に制作することができます。
ChatGPT-4oの画像生成機能の主な特徴
- 高度な画像生成能力の統合:DALL-Eをベースとした画像生成エンジンが統合され、会話の流れや文脈を反映した画像出力が可能。
- テキスト内容の忠実な反映:GPT-4oは画像内の文字や記号を正確に描写できるよう大幅に改良されています。標識やメニュー、手書き文字、ロゴなどのテキストレンダリング精度が飛躍的に向上
- 複雑な指示への対応:従来の画像生成モデルでは難しかった複数オブジェクトの詳細な指定にも対応。10~20個程度の複数要素(人物・物体とその属性や関係性)を含むプロンプトでも正確に描画
- 豊富なスタイルとフォトリアリズム:フォトリアルな写実画像から、ジブリ風アニメ調や水彩画風、レトロ印刷風のアートまで非常に多様なビジュアルスタイルに対応し
まとまったデータを図式化する際にもかなり便利に使用できることに加え、2025年4月1日からは一般の無料ユーザーにも使えるようになりました。
ChatGPT-4oの画像生成機能の使い方
ChatGPT-4oの画像生成機能は非常に直感的で簡単に使えます。以下のステップに従って操作してみましょう。
step
1モデルの選択
ChatGPTにログインし、モデルにGPT-4oを選択します。現在、無料プランのユーザーでも利用が可能になっています。ChatGPT画面上部のモデル選択メニューから「GPT-4o」を選択しましょう。
step
2画像生成モードの有効化
モデルを選択したら、チャット入力欄の右側にある3点リーダーのアイコンをクリックします。プルダウンメニューから「画像を生成する」を選択すると、プロンプトを入力した後に画像が生成される設定になります。
step
3プロンプトの入力
画像生成モードが有効になったら、生成したい画像の内容を文章で入力します。できるだけ具体的かつ明確にイメージを伝えることがポイントです。例えば以下のようなプロンプトを入力してみましょう。
日本人の女性が綺麗な桜が咲いている場所で花見をしている様子の画像を作成して
場所・情景、登場するオブジェクト、スタイルや雰囲気などを文章で伝えます。従来の画像生成 AI とは 違いフロントも日本語で問いかけるようなもので OK です。
英語のみの難しいプロンプが必要でなくなった分、画像生成のハードルが一気に下がりました。
step
4画像生成と待機
プロンプトを送信すると、ChatGPTが応答として画像を生成し始めます。通常、数秒~十数秒程度で1枚の画像が出力されます。生成中はアニメーションや進捗バーが表示されます。以前のDALL-E 3よりも生成時間が長くなっていますので、時間に余裕を持って利用することをおすすめします。
実際に生成できた画像はこちら
以上の手順で、最新アップデートされたChatGPT-4oの画像生成機能を利用することができます。次の章では、さらにアップデートで追加された活用事例について紹介していきます。
実践的な活用事例
続いては、ChatGPT-4oの画像生成機能は様々な用途に紹介していきます。ここでは、実際に試してみた活用事例をいくつか紹介します。主に紹介する活用事例は以下の通りです。
- LINEスタンプの作成
- 情報の図式化・インフォグラフィック作成
- ゲームキャラクターのデザイン
- 4コマ漫画の作成
- 画像スタイル変換
ChatGPT-4oの画像生成機能は、クリエイティブな活動を支援する非常に便利なツールです。以下の方法を参考にしながら、ぜひあなた自身のオリジナルコンテンツを作成してみてください。
1. LINEスタンプの作成
今回のChatGPT の画像生成機能で、一番わかりやすく活用できるものとしてLINEスタンプの作成が挙げられます。背景透過機能なども可能なため、キャラクターだけを表示するスタンプ画像を一発で作ることができます。
参考はこちらプロンプト
このネコのキャラクターのLINEスタンプを作成ください。3×3のグリッド構成で。
上記のような形で簡単にLINEスタンプ用の画像生成が生成できます。同一キャラクターでも一貫性を持って様々な表情や動きのバリエーションを作成できるのが大きな特徴です。画像をアップロードした後、そこからLINEスタンプを作成することが可能です。以下にテンプレートを用意しているので、そのままコピーして使用してください。ぜひ参考にしてみてください。
完全テンプレート
- LINEスタンプ用のチビキャラ画像を作成してください。
- 画像をアップロードする場合:このキャラクターの異なる種類の画像を生成
- 画像をアップロードしない場合:〇〇のキャラクターの画像で、キャラクターの特徴を記載する
- 表情・ポーズは以下の9種類にしてください:
1. にっこり笑顔、2. 大笑い、3. 驚き顔、4. 泣き顔、5. 怒り顔、6. ハート目(恋)、7. 眠たい顔、8. 寝顔(Z)、9. サングラスでクールな顔。
- スタイルはシンプルなチビキャラ風で、輪郭は太め、影は少なめ、色合いは柔らかく。
- 背景は透過。1コマ400pxの正方形で、3×3のグリッドでお願いします。
是非、テンプレートを活用して、あなた自身で オリジナルの LINE スタンプを作ってみてください。
2. 情報の図式化・インフォグラフィック作成
ChatGPT-4oは文章情報を視覚的な図解に変換する能力も向上しました。図式がしたい情報をプロンプトとして入力するだけで情報をまとめた図解やインフォグラフィックを簡単に作成できます。
完全テンプレート
日本語で、分かりやすく整理されたインフォグラフィック画像を縦長で作成してください。
タイトル:「[ここにタイトルを入れる]」
■ レイアウト:
・縦長の図解(ウェブ記事やプレゼン資料向け)
・6〜8個のセクションに分割
■ 各セクションには以下を含めてください:
・内容を象徴するシンプルな白黒アイコン
・太字の日本語見出し(短く明確に)
・2行以内の日本語説明文(合計100文字以内)
■ デザインスタイル:
・ミニマルでフラットなデザイン
・背景色は淡いベージュまたは薄いグレー
・アイコンは左、テキストは右に揃える
・日本語フォントは読みやすく、明朝体かゴシック体系
・絵文字や英単語は使わない
■ 目的:
技術的または概念的な情報を、視覚的にわかりやすく日本語で説明するための図解資料を作ること
以下の内容に基づいて作成してください:
【今回の内容】
※まとめたい情報のテキストをここに貼り付ける
デザインのクオリティはかなり高く、資料作成などに十分活用できます。あなた自身が図式化する際にデザインの自信がなくてもChatGPT がおしゃれな資料を作成してくれます。
作成したインフォグラフィック作成
ただし、現時点では日本語の漢字表示には改善の余地がありますので、一度の生成で思い通りにいかない場合には複数回試す必要があるので、ご注意ください。
3. ゲームキャラクターのデザイン
ゲーム開発などに使えるキャラクターデザインも可能になりました。背景透過機能と組み合わせることで、ゲームアセットとして使えるキャラクター画像を生成できます。
- 「シューティングゲームのキャラクターの画像を作成して」
- 「2Dのアクションゲームのキャラクターを作成して。ゲームはマリオスーパーマリオのテイストで」
今回のこのChatGPT の画像生成の機能では、キャラクターの一貫性が保たれた画像を複数枚作成することが可能です。
作成したインフォグラフィック作成
LINE スタンプン 画像 生成にもあったように、同じキャラクターの異なるポーズや動きを表現した画像セットも作成できるので、ゲーム開発の初期段階での素材作成やアセットの作成も簡単に行えます。
完全テンプレート
レトロ風2Dシューティングゲーム用のドット絵アセット。
スタイルは16ビット時代のスーパーファミコン風。
背景は透明、ゲーム用スプライト形式で、影あり。
色彩ははっきりとし、コントラストが高く、デフォルメされた可愛いキャラクター。
以下の要素を含めて描写:・敵キャラ:相撲をモチーフにしたロボット、紫のまわし、ユニークな表情
・プレイヤー機:赤と白の戦闘機、クラシックなゲーム風、フロントビュー
・パターンバリエーション:攻撃・被弾・爆発・移動中など複数ポーズ
・画像はドットが明確に見えるピクセルアートで、Unity用アセットとして使える形式(正面視点・正方形構図)
この機能を活かして、自分オリジナルのゲームキャラを作成することにも是非挑戦してみてください。プログラミングのスキルがあれば、ゼロからゲーム開発か個人レベルで可能になります。
4. 4コマ漫画の作成
今回話題になっているのが、ChatGPT 内で4コマ漫画の作成が可能になったこともあげられます。フロントとの指示としてストーリーの概要を指示するだけで、4コマ構成の漫画を自動生成します。
4コマ漫画作成例
「宝くじに当選した会社員の4コマ漫画を作成して」というプロンプトだけで、ストーリー性のある4コマ漫画が生成されます。
現状では完成度はそれほど高くありませんが、キャラクターの一貫性が保たれていたり、日本語の吹き出しがきちんと表示されるなど、漫画として十分に読めるレベルの出力が得られます。事前にChatGPTに詳細な構成を考えてもらってから画像生成すれば、より質の高い漫画が作成できるでしょう。
5. 画像スタイル変換
既存の画像をアップロードして、そのスタイルを変換することも可能です。例えば「ジブリ風」「ドラえもん風」などの指定をするだけで、元の画像の特徴を保ちながらスタイルを変換できます。
元の画像はこちら
ドラえもん風はこちら
ジブリ風はこちら
元画像と同じアスペクト比(縦横比)を指定すると、エラーなく生成できます。友達同士の写真をアニメ調に変換するなど、SNS投稿用のユニークなコンテンツ作成に活用できるでしょう。
利用時の料金プラン情報について
ChatGPT-4oの画像生成機能を利用する際の料金プランの情報になります。最初に説明したように、ChatGPTの画像生成の機能だけを利用する場合には、無料から使い始めることができるので、課金する必要はありません。
ChatGPTの料金プランはこちら
- 無料プラン: 基本機能は利用可能ですが、制限があります。
- Plusプラン (月額$20/約3,000円): GPT-4oがフル機能で利用可能です。
- Proプラン (月額$300/約35,000円): 高頻度利用向けの上位プランで、制限が緩和されています。
- チーム・企業向けプラン: 複数ユーザーや大規模な利用に対応しています。
有料プランに切り替えることで、動画生成「Sora」やChatGPT内にあるさまざまな生成モデルを選択することができるようになります。
まとめ:AIクリエイティブ時代の幕開け
以上、ChatGPT-4oの画像生成機能の大幅アップデートについての紹介でした。現段階でリリースされている画像生成AIの中でも、対話型インターフェースと高品質な生成能力を兼ね備えた強力なツールだと言えるでしょう。
今回のポイントをまとめると以下の通り
- ChatGPT-4oでプロ級の高品質画像生成が可能に
- 対話型インターフェースで段階的な画像の修正・改良ができる
- Soraなどの動画生成AIと組み合わせることで、さらに可能性が広がる
ChatGPT-4oの優れた性能は明らかですが、いくつかの課題も存在します。日本語の漢字表現にはまだ改善の余地があったり、画像生成に時間がかかる点、有料プランが基本となるため費用面で気になる方もいるかもしれません。
これから画像生成AIを活用したい方や、他のツールとの違いを詳しく知りたい方は、ぜひChatGPT Plusプランへの加入を検討してみてください。
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