この記事でわかること
- GEMとは何か(Claude Codeのスキルに近い自分専用AI)
- 4ステップでHTML資料を作る入門編の手順
- マイドライブ連携で資料に画像を埋め込む方法
- PDF・Googleサイト埋め込み・音声入力での時短のコツ
「僕が実際に、無料のGEM機能だけで会議資料を作ってみたら、伝えたいことを話しかけるだけで3分ほどでキレイなHTML資料が完成しました」
会議のたびに資料を作るけれど、正直そんなに使わない。それなのに作成には時間だけがしっかり奪われる。日本の会議は長いとよく言われますが、その準備に心当たりのある人は多いはずです。
こんにちは、ルーティンラボ(@rutinelabo)です。今回はGoogleのGeminiを使って、会議資料や説明用のアジェンダをサクッと作る方法を紹介します。特別なツールは不要で、無料の機能だけで完結します。
前回はClaude CodeやCodexでHTML資料を作る方法を解説しました。ローカル開発をしている方はこちらもどうぞ:Claude CodeはHTMLで視認性UP|進捗ダッシュボードで多数プロジェクトを一望
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Claude CodeはHTMLで視認性UP|進捗ダッシュボードで多数プロジェクトを一望
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GeminiのGEMで作るHTML資料とは|スライドではなくペラ1ドキュメント

今回作るのは、パワーポイントのようなスライドではありません。1枚のWebページをそのまま資料にする、いわゆるHTMLプレビューの形式です。ブログ記事のように上から下へ読ませる、ペラ1のドキュメントだとイメージしてください。
ただの文章は、箇条書きが並ぶだけの殺風景な見た目になりがちです。そこにCSSというデザインを当てると、色分けやフェーズごとの図解が加わり、読みやすさが一気に上がります。1枚のブログ記事のような、認識しやすい資料に仕上がります。
スライド資料は1枚ずつページを送る必要があり、作るのにも手間がかかります。一方でHTML資料なら、スクロールで全体を見渡せて、共有も編集も手軽です。前回はこれをClaude Codeで作りましたが、今回はブラウザだけで誰でも同じことができます。
使いどころは会議資料だけではありません。ちょっとした説明のためのアジェンダや、提案書のようなドキュメントにも向いています。スライドを作るほどでもないけれど、口頭だけでは伝わりにくい。そんな場面をまるごとカバーできる作り方です。
なぜGemini/GEMなのか|Google Workspace連携という強み

正直なところ、Geminiが生成AIの精度で常に最強というわけではありません。それでもGeminiを選ぶ理由は、Google Workspaceとの連携がスムーズだからです。作った資料をGoogleサイトに埋め込んだり、Driveのファイルを参照させたりが自然にできます。
スライドを一発生成してくれるAIも増えましたが、あの多くは画像として出力されるため、後から文言を直しづらいのが難点です。実際にパワポ形式で出そうとすると、クオリティが下がってしまうこともあります。その点、HTML資料は編集も再利用も効きます。
| 観点 | スライド生成AI(画像出力) | GEMで作るHTML資料 |
|---|---|---|
| 編集のしやすさ | 画像なので修正しづらい | 文章・装飾を後から自由に変更 |
| 共有・公開 | ファイルを送付 | Googleサイト埋め込みで即共有 |
| 書き出し | 形式が限られる | PDF・HTMLコードに書き出し可 |
| デザインの統一 | 毎回ばらつく | GEMに登録して毎回同じ体裁 |
企業や教育機関でGoogleのエコシステムを使っている方なら、この連携の相性の良さは大きなメリットになります。まずは自分の環境で、どこまで資料作成を任せられるかを試してみるのがおすすめです。
補足すると、実際の現場でClaude CodeやCodexのようなターミナル型のツールを日常業務で回している人は、まだ多くありません。主流はChatGPTやGemini、Claudeといったブラウザ上のチャット形式です。だからこそ、ブラウザだけで完結する今回の方法は、専門知識がなくても誰でもすぐに真似できます。
GEMとは?|Claude Codeのスキルに近い自分専用AI

GEMは、繰り返し行う作業のプロンプトをあらかじめ登録しておける、Geminiのカスタム機能です。Claude Codeを使っている方なら、スキルのようなものだとイメージすると分かりやすいはずです。指示を固定できるので、毎回同じ長いプロンプトを打つ手間がなくなります。
カスタム指示に資料作成のルールを書き、知識(ナレッジ)にデザインのファイルを登録しておく。すると、出力の形式は安定したまま、中身だけが必要に応じて更新される、という仕組みになります。これが毎回同じデザインで資料を量産できる理由です。
この考え方はGeminiに限りません。ChatGPTのGPTなど他のチャット型AIでも、同じように自分専用の仕組みを作れます。使い方の考え方さえ押さえておけば、道具は使い慣れたもので構いません。
| 項目 | 内容 | 出典(2026年7月時点・公式参照) |
|---|---|---|
| 料金 | 無料プランを含む全プランで利用可(Googleアカウント・13歳以上) | gemini.google |
| 知識ファイル | 1つのGEMにつき最大10ファイル(PDF・文書・スプレッドシート) | Geminiヘルプ |
| Drive連携 | Workspace利用時はGoogle Driveと直接接続し自動更新 | Geminiヘルプ |
GEMの活用例は資料作成だけではありません。プロンプト自体を自動生成させる使い方もあります。あわせてこちらもどうぞ:Gemini Gemでプロンプト自動生成!AIフードトーク動画を量産する方法
【入門編】4ステップでHTML資料を作る
ここからは実際の手順です。最初にGEMを1つ作ってしまえば、2回目以降は内容を投げるだけになります。今回は基本を押さえる入門編から始め、後半で画像を埋め込む中級編まで解説します。まずは土台となるGEMを用意していきましょう。
step
1GeminiでGEMの機能を開く

GoogleのGeminiを開いたら、画面のGEMの項目をクリックします。ここが自分専用のAIを登録していく入り口になります。Googleアカウントでログインさえ済んでいれば、すぐに使い始められます。
step
2GEMを作成してカスタム指示を貼り付ける

GEMを作成をクリックし、カスタム指示の欄に資料作成用のプロンプトを貼り付けます。名前は自分が分かりやすいように、HTML資料作成などと付けておけば十分です。この指示が、毎回安定して動く資料作成の型になります。
配布プロンプトを使うと早い
カスタム指示はゼロから書かなくても大丈夫です。今回そのまま使える指示プロンプトを公式LINEで無料配布しています。貼り付けるだけで同じ資料が作れるので、手を動かして試したい方はぜひ受け取ってください。
step
3知識にデザインのファイルを登録する

次に、資料のデザインを決めるファイルを知識の欄に登録します。デザインをマークダウン形式のファイルにしてアップロードするか、コードをインポートからGitHub上のデザインを引っ張ってくる方法もあります。ここを登録しておくと、毎回同じ見た目で出力されます。
step
4テンプレのプロンプトで資料を生成する

保存できたら、あとはチャットで内容を投げるだけです。毎回送るテンプレを用意しておくと便利で、日付・タイトル・発信者・伝えたいことを埋めて送信します。伝えたいことは箇条書きでも構いません。
# 資料作成テンプレ(チャットに毎回貼る)
日付:2026/07/18
タイトル:(資料のタイトル)
発信者:(あなたの名前)
伝えたいこと:
- (箇条書きで要点を並べる)
上記の内容で、視認性を上げたドキュメント形式の会議資料を作成してください。
送信すると、背景が真っ白ではなく薄いクリーム色の、印刷にも画面表示にも見やすい資料が出てきます。GEMさえ作っておけば、音声入力と組み合わせて2〜3分で作れるのが最大のメリットです。
【中級編】資料に画像を埋め込む|マイドライブ+共有設定

資料に画面のスクショや用意した画像を入れたい場面もあります。ここでGoogle Workspace連携の強みが効いてきます。まずは埋め込みたい画像を、自分のマイドライブにアップロードしておきましょう。
注意したいのは共有設定です。設定を間違えると、資料側で画像が表示されません。下のポイントを先に押さえておくと、つまずかずに進められます。
- 画像を入れたフォルダを、リンクを知る全員が閲覧者の権限になるよう設定する
- 画像単体の共有設定でも、同じく閲覧者の権限を付けておく
- リンクをコピーの項目から、画像のURLを取得しておく

URLを取得できたらGeminiに戻り、この画像URLを資料の中に埋め込んでください、と指示を出します。するとHTMLファイルの中に画像が組み込まれ、スクショ入りの分かりやすい資料が完成します。文章だけでは伝わりにくい操作説明も、これで一気に伝わりやすくなります。
手順を説明する資料では、この画像の埋め込みが特に効いてきます。操作画面のスクショが1枚あるだけで、読み手の理解度は大きく変わります。テキストと画像を自由に組み合わせられるのは、HTML資料ならではの強みです。
完成した資料の活用|PDF・Googleサイト埋め込み・コード書き出し

資料が完成したら、用途に合わせて書き出します。コードの項目をクリックすると、CSS付きのHTMLコードが表示されます。エクスポートで全体をコピーできるので、まずはこのコードを手元に控えておきましょう。
Googleサイトに載せたい場合は、埋め込みから埋め込みコードの欄に、先ほどのコードを貼り付けます。プレビューすると、作った資料がそのままページに表示されます。会議資料をストックして共有していきたいときに、とても便利な方法です。

PDFで渡したいときは、PDFにしてと伝えるだけです。改めてPDFファイルを作り直してくれます。1つの資料を、Web共有用のGoogleサイト、印刷や配布用のPDF、埋め込み用のコードと、目的別に出し分けられるのは大きな利点です。GoogleドキュメントやWordで一から作っていた作業が、デザインの型さえあれば一気に楽になります。
さらに便利にするコツ|音声入力で話すだけ資料化
今回の方法は、無料の機能だけで始められます。あえて何か1つ整えるとすれば、音声入力の環境です。伝えたいことを箇条書きで打つ代わりに、話すだけで内容を渡せるようになると、資料作成はさらに爆速になります。
僕自身はAquaVoiceやSuperWhisperといった音声入力ツールを使っています。デザインの型をGEMに作り、あとは音声でどんな資料が欲しいかを投げる。この流れだけで、会議資料を毎回一から作る作業から解放されます。話しながら要点を伝えれば、あとはGEMが体裁を整えてくれるので、思考の流れを止めずに資料化できるのも快適です。
まとめ|無料のGEMで資料作成の型を持とう
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GeminiのGEM機能を使えば、スライドではないHTML形式の資料を、無料で・毎回同じデザインのまま作れます。一度型を作ってしまえば、あとは内容を渡すだけで完成します。
- GEMは繰り返す指示を保存する仕組み。Claude Codeのスキルと同じ感覚で使える
- 知識にデザインを登録すれば、毎回同じ体裁のHTML資料が最短3分で完成
- マイドライブの共有設定を整えれば、資料に画像も埋め込める
- 完成後はPDF・Googleサイト埋め込み・コード書き出しまで自由に活用できる
会社員の方や教育現場の方こそ、この資料作成の型を1つ持っておくと日々の作業がぐっと軽くなります。作ってみた資料は、XやYouTubeのコメントでぜひ教えてください。Google WorkspaceとAIの連携をもっと知りたい方は、こちらの記事もあわせてどうぞ:Gemini Gemでプロンプト自動生成!AIフードトーク動画を量産する方法
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