結論と要点
- 結論:GPT-5.6の一番の旨味は「画像生成(gpt-image-2)がサブスク枠内で完結する」こと。Codexで開発しながら画像を生成しても、都度のAPI課金が発生しません(gpt-image-2のAPIは高品質1枚あたり約$0.211=これが不要になります)
- コーディング性能はSolがFable 5を僅差で上回り(Coding Agent Index 80/Fable 5は77.2)、出力トークンは半分未満・コストは約1/3
- 3モデル構成(Luna・Terra・Sol)で、下位のLunaでも入力$1/出力$6と高コスパ
- 総合力はFable 5と"ほぼ同等"。差がつくのはコスパとビジュアル面。おすすめは「Fable 5で環境構築→GPT-5.6で実作業」の母艦×手足の使い分けです
「僕が実際にCodexでGPT-5.6にホームページを作らせたら、手直しゼロで今風のアニメ付きサイトが1発で出てきました」
ベンチマークの数字だけでは見えてこない、GPT-5.6の"本当の実力"があります。この記事では、OpenAIが2026年7月にリリースしたGPT-5.6を実際にCodexで動かし、ゲーム・アプリ・ホームページを作りながら、ClaudeのFable 5との違いと使い分けまでを、実践ベースで紹介します。
こんにちは、ルーティンラボ(@rutinelabo)です。
今回は、リリース前に前情報をお届けした「GPT-5.6とは?」の続編にあたる実機検証編です。3モデルの位置づけや基本スペックから知りたい方は、先にこちらを読むと流れがつかめます:【2026最新】GPT-5.6とは?SOL・TERA・LUNAの性能とFable 5越えを解説
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【2026最新】GPT-5.6とは?SOL・TERA・LUNAの性能とFable 5越えを解説
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GPT-5.6とは?OpenAIが放った3モデル「Luna・Terra・Sol」

GPT-5.6は、OpenAIが2026年7月9日に一般公開した最新モデルです(6月26日に限定プレビュー→7月9日に一般公開/TechCrunch・2026年7月時点)。今回のポイントは、1つのモデルではなく3種類のモデルが同時にリリースされたことです。
下位から上位へ、Luna・Terra・Solの3つが用意されました。それぞれのAPI料金(100万トークンあたり)と位置づけを整理すると、次のとおりです。
| モデル | 入力(100万トークン) | 出力(100万トークン) | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| Sol | $5 | $30 | 最上位。コーディング最強クラス |
| Terra | $2.50 | $15 | 賢さとコストのバランス型(中位) |
| Luna | $1 | $6 | 高速・低コストで賢い |
料金の出典:GPT-5.6 pricing(2026年7月時点・公式参照)
注目されがちなのは最上位のSolですが、実際に情報を集めていて面白かったのはいちばん下のLunaです。速いのに賢く、入力$1・出力$6という破格のコスパで使えます。中位のTerraはバランス型で、正直なところ僕自身は使いどころが少し難しいと感じましたが、これまでの賢さを保ったまま安価に回したい定常作業には向いていそうです。
あわせて、GPT-5.6では新しい推論モードも追加されました。じっくり考えさせる「max reasoning effort」と、サブエージェントを使って複雑な作業を高速化する「ultra」モードです(TechCrunch・2026年7月時点)。深く考えさせたい場面と、手数で押したい場面を切り替えられるイメージです。
どのプランで使える?「Chat」と「Work」・Codex・新機能Sites

次に、自分の契約プランで使えるのかを整理します。ここは割り当ての都合で時差があり、収録時点(2026年7月)でも「ブラウザ版にはまだ来ていない」という声がちらほらありました。あくまで動画収録時点の状況として、目安を表にまとめます。
| プラン | 収録時点で使えるGPT-5.6(目安) |
|---|---|
| ChatGPT Free / Go | まだ割り当てなし(順次展開で時差あり) |
| ChatGPT Plus | Sol/Sol Pro |
| ChatGPT Pro | Sol/Sol Pro(+Ultraなど高推論モード) |
| Codex(サブスク・OAuth) | GPT-5.6 Solが動作(Codex専用モデルは未提供) |
僕自身はProプランなので、ChatGPTアプリからSolのUltraまで選べる状態でした。ここで一つ注意点があります。今回から画面に「Chat」と「Work」という2つの項目が増えたのですが、Chat側で5.6を選んでも、なぜか5.5の設定に戻ってしまう挙動がありました。ChatGPTの画面から使うときは、いったん「Work」を選んでから使うのがおすすめです。
この「Work」は、複数人で開発を進めるための新しい機能として同時にリリースされたものです(Axios・2026年7月時点)。さらに「Sites」という機能も加わりました。作ったアプリやゲームをそのままWebサイトとして公開・共有できるもので、使ってみた体感はClaudeのアーティファクトに近い印象です。開発したものを他の人に手軽に見せられるのは、地味に便利なポイントでした。
Codexで使うときの前提(CLIは要アップデート)
ローカルのCodexでSolを使うときは、CodexのCLIを最新にアップデートしておく必要があります。古いままだと最新モデルを呼び出せないので、うまく動かないときはまずアップデートを確認してください。なお、Codex側で選べるのは今のところGPT-5.6系で、Codex専用にチューニングされたモデルはまだ提供されていません。
ベンチマーク|コーディングでFable 5超え、でも本当の価値はコスパ

いちばん気になるのが、ライバルであるClaude Fable 5との比較でしょう。公式のベンチマークでは、GPT-5.6の最上位SolがFable 5を上回るスコアを出しています。コーディング性能を測る「Artificial Analysis Coding Agent Index」では、Solが80でFable 5を2.8点上回りました(Fable 5は77.2/TechCrunch・2026年7月時点)。

ただ、僕が実際に使って感じたのは、勝負どころはスコアそのものよりもコスパだということです。同じ指標でSolを見ると、Fable 5に対して出力トークンは半分未満、所要時間も半分未満、コストは約1/3で同等の仕事をこなします。Solはコーディングタスクで54%トークン効率が向上したとも公表されています(Axios・2026年7月時点)。数字を表で並べると差がはっきりします。
| モデル | Coding Agent Index | 使ってみての印象 |
|---|---|---|
| GPT-5.6 Sol | 80 | 出力トークン半分未満・時間半分未満・コスト約1/3(対Fable 5) |
| Claude Fable 5 | 77.2 | 総合力は高いが、クレジット消費が大きいのが弱点 |
もちろんこれはOpenAI自身が出したスコアなので、ベンチマークだけで語れない部分はあります。それでも、Fable 5の一番の弱点だった「クレジットの消費が激しい」という点を、GPT-5.6はコスパで正面から突いてきた印象です。5時間制限にすぐ引っかかってしまう場面もあるだけに、同等の賢さをより安く回せるなら、Codexユーザーが増えるのも自然だと感じました。両者がバチバチにやり合ってくれる方が、使う側には都合がいいですね。
Codex×GPT-5.6で作ってみた|ゲーム・アプリを一発生成

ここからは、実際にCodexでGPT-5.6 Solを動かして作ってみたものを順番に紹介します。数字よりも、生成物を見てもらうのが一番わかりやすいはずです。
2Dシューティング・レトロ2Dアクション
「シューティングゲームを作って」と指示すると、まずゲームのパッケージ(表紙)画像をgpt-image-2で生成し、そのうえでHTML/CSSベースのゲーム本体を組んでくれました。いきなり画像から入ってくれるので、ビジュアル面がそれっぽく仕上がります。ダメージ判定のあるアクションも成立していて、ゲームとして普通に遊べる完成度でした。
レトロな2Dアクションもいい線でした。BGMやジャンプの効果音、途中のチェックポイント(セーブポイント)まで自動でついてきます。ひとつだけ言うと、敵を踏んでもダメージを受けるなど、難易度がかなり高めに仕上がる傾向はありました。
3Dアクションゲーム(ここが明確な差)

個人的にいちばん驚いたのが3Dアクションゲームです。「3Dアクションゲームを作って」の一言で、キャラクターが崩れずに動く、Roblox風のゲーム性のあるものまで作ってくれました。従来はFable 5でも3Dアクションをいきなり作らせるのは難しかった領域なので、ここは明確に差が生まれたポイントだと感じます。
マーブルラン・トーナメント作成アプリ

物理演算のマーブルラン(シミュレーション)も作れました。今回から、生成物の「開く」ボタンからブラウザやChatGPT自身でアプリを起動できるようになっていて、そのまま触って確認できます。

トーナメント作成アプリも精度が高かったです。「トーナメントを作って」の一言で、個人戦・団体戦を分け、サンプル選手を設定してシャッフル抽選まで行い、トーナメント表を出力してくれました。トーナメントはローカルルールが多く、AIには意外と難しいお題なのですが、さらっと形にしてきます。Excelやスプレッドシートへの書き出しを足せば、実用ツールとして十分使えそうです。
ちなみに、より作り込んだトーナメントアプリは、以前Claude CodeのOpus 4.7でスプレッドシート完結型として作っています。がっちり運用したい方はこちらもどうぞ:Claude Code Opus 4.7でトーナメント自動抽選プログラムを開発|Googleスプレッドシートで完結
推論と文字数の精度も上がっている
細かい処理能力も確実に上がっています。たとえば「100m先まで洗車に行きます。車と歩き、どちらで行くのがいいですか?」という引っ掛け問題。従来は場合分けの言い訳じみた回答になりがちでしたが、GPT-5.6は「洗う車が必要なので車で行きましょう」と一言で言い切ってくれました。文字数の追従も改善していて、「AIエージェントについて2000字で説明して」と頼むと約1840字と、かなり指定に近い長さで返してきます。
最大の旨味|画像生成(gpt-image-2)がサブスク枠内で完結する

ここが今回いちばん伝えたいところです。GPT-5.6で作ったものはサブスクプランのCodexで動かせるのですが、その開発の途中で画像生成モデルgpt-image-2をそのまま呼び出せます。しかも、Codex(ChatGPTサブスクのOAuth)経由で使う限り、画像生成は「サブスク枠内で完結し、追加のAPI課金なし(no additional charges)」で動きます(検証記事・2026年7月時点)。
これがどれだけありがたいか、料金で考えるとわかりやすいです。gpt-image-2をAPIで直接叩くと、1024×1024の高品質1枚あたり約$0.211かかります(gpt-image-2 API料金・2026年7月時点)。開発中に何十枚と生成すればこれが積み上がりますが、サブスク枠で完結させれば、この都度のAPI課金が発生しません。
「サブスク枠だから無料・無制限」ではない点に注意
正確に言うと「無料になる」わけではありません。Codexは独自のクレジット計上で動き、OpenAI APIの課金台帳とは別に、契約しているサブスクの枠を消費します。OpenAIは画像生成の明確な上限を公表していないため、あくまで「枠内で完結する=画像1枚ごとのAPI課金が要らない」という理解が正確です(ルート比較記事・2026年7月時点)。
実際の効果はビジュアル面にはっきり出ました。たとえば「公式サイトを作って」と自分のサイト・LINE・YouTubeの情報を渡すと、今風のCSSとアニメーション付きのホームページが手直しなしで一発で出てきました。ヘッダーもフッターもいい感じで、これまでのGPTやClaudeが出しがちだった"AIくささ"をかなり脱却できています。ChatGPTの画面で作っても、Codexのターミナル(Sol Ultra)で作っても、同じ水準の仕上がりでした。

アプリの紹介ページ(LP)も同じ流れです。GPT-5.6を動かしながら、その中で画像を生成して1枚のページに埋め込む——この一連の流れがサブスク枠で回せるので、ビジュアルのクオリティが段違いに上がりました。Fable 5と圧倒的に差が生まれたのは、まさにこのビジュアル面です。アイデアやアプリを形にすること自体は誰でもできる時代だからこそ、UX/UIや視認性をどこまで作り込めるかが効いてきます。
母艦×手足の使い分け|Fable 5で環境構築→GPT-5.6で実作業

総合力で見ると、Solは正直Fable 5と"ほぼ同等"のモデルだと感じました。だからこそおすすめしたいのが、両方を役割分担させる「母艦×手足」の使い方です。司令塔(母艦)をClaude Code側のFable 5に任せ、実作業の手足をGPT-5.6にやらせる、という組み合わせです。具体的な流れは次の3ステップです。
step
1Fable 5でハーネス環境を整える
まずFable 5のダイナミックワークフローやオーケストラエージェントの機能を使って、作業の"環境と仕組み"を先に整えます。ここは設計力が要るところなので、母艦であるFable 5の得意分野です。
step
2実作業をGPT-5.6に振る

サイトの構築やアプリのLP作成といった実作業は、手足であるGPT-5.6を呼び出して任せます。「必要なときはサブスク枠内でgpt-image-2を使って」と一言添えておけば、API費用を発生させずに高品質な画像生成まで自動でこなしてくれます。
step
3人間は区切りで承認する

長時間の自律作業をさせるときほど、セキュリティの観点から、要所要所で人間が承認を挟む仕組みにしておきます。丸投げにせず、一区切りごとに確認と指示出しをするのが安全です。
実際に僕は、Claude Codeから指示を出しつつ、裏でClaude for Chromeを使ってWordPressの外観をカスタマイズさせていました。「背景の画像をもう少しいい感じに変えて」と頼むと、gpt-image-2で背景を生成したうえで埋め込みまで自動でやってくれます。ここで実際に手を動かしているのがGPT-5.6、という分担です。母艦で環境を作り、手足で回す——この形が今のところ一番しっくりきています。
環境構築側のFable 5の設定や配布プロンプトは、こちらで詳しくまとめています:Claude Fable 5を使い倒す設定&配布プロンプト5選|自動化の作り方
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保護中: Claude Fable 5を使い倒す設定&配布プロンプト5選|自動化の作り方
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よくある質問
Q1. GPT-5.6とFable 5、どちらを選べばいいですか?
A. 総合力はほぼ同等です。クレジット消費を抑えたい・画像生成もセットで回したいならGPT-5.6(Codex)、環境構築や設計の司令塔にはFable 5、という使い分けがおすすめです。両方使える方は「母艦=Fable 5/手足=GPT-5.6」の併用が一番効率的でした。
Q2. 画像生成がサブスク枠で使えると、完全に無料ということですか?
A. 無料・無制限ではありません。正しくは「契約しているサブスクの枠を消費し、画像1枚ごとの追加API課金が発生しない」という意味です。API直叩きだと高品質1枚あたり約$0.211かかるコストが不要になる、と考えてください。
Q3. どのプランならGPT-5.6を使えますか?
A. 収録時点ではChatGPTのPlus/ProでSol系が使え、CodexのサブスクでもSolが動作しました。Free/Goはまだ割り当て待ちの状態です。ただし展開には時差があるため、最終的にはご自身の環境で表示を確認してください。
まとめ:GPT-5.6は「コスパ×ビジュアル」で刺してきた
GPT-5.6を実際にCodexで動かして分かったことを整理しました。今回のポイントをまとめます。

- 最大の旨味は画像生成(gpt-image-2)がサブスク枠内で完結すること。開発中に画像を作っても都度のAPI課金が不要(API直叩きなら高品質1枚約$0.211)
- 3モデル構成(Luna・Terra・Sol)。下位のLunaでも入力$1/出力$6と高コスパ
- コーディングはSolがFable 5を僅差で超え(Index 80/77.2)、出力トークン半分未満・コスト約1/3
- 3Dアクションゲームやアニメ付きホームページなど、ビジュアル面でFable 5と明確な差
- ChatGPTからは「Work」を選んで使う。Codexで使うならCLIを最新にアップデート
- おすすめは母艦×手足の併用:Fable 5で環境構築→GPT-5.6で実作業。自律作業は人間が都度承認
GPT-5.6は、ベンチマークで王座を奪ったというより、「同じ賢さをより安く、しかもビジュアルまで込みで」という現実的な強さで刺してきたモデルでした。アイデアを形にするだけなら誰でもできる時代だからこそ、UX/UIや視認性をどこまで作り込めるかが差になります。GPT-5.6はその部分を強力に後押ししてくれるはずです。まずはご自身のプランで使えるか確認して、Codexで1つ何かを作らせてみてください。
なお、今回のゲームの具体的な作り方や、母艦×手足の実践的なワークフローは、メンバーシップの動画でより詳しく解説していく予定です。今回の台本も公式LINE・メンバーシップ限定コミュニティで配布していきます。より深くAIを学びたい・実践的に使いたい方は、ぜひチェックしてみてください。今回の記事が参考になった方は、YouTubeチャンネルの登録もあわせてよろしくお願いします。それではまた次の記事でお会いしましょう。

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