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Claude Sonnet 5.5の使い方|effortはhighが正解?Opus 5.5の半額で実装力を検証

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この記事でわかること

  • Claude Sonnet 5.5の特徴と料金
  • Opus 5.5との違いと使い分け
  • effortはどこまで上げるのが正解か
  • 実際に作らせたゲームと資料の実例

 

「僕が実際に同じゲームをeffortだけ変えて作らせたら、highとmediumの見た目はほとんど同じで、lowだけガクッと質が落ちました」

 

AnthropicからClaude Sonnet 5.5がリリースされました。上位のOpus 5.5の代わりになるモデルではありませんが、料金は半額のまま、似たような作業をかなりこなせるようになっています。リリース後に使い込んでみて、日常の作業ならSonnet 5.5で十分だと感じる場面が増えました。

 

こんにちは、ルーティンラボ(@rutinelabo)です。本記事では、Claude Sonnet 5.5の料金・スペック・公式ベンチマークを整理したうえで、effort(考える量)を変えて同じゲームを作らせた結果と、Opus 5.5との使い分けをまとめます。

 

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Claude Sonnet 5.5とは|Opus 5.5の半額で実装力はほぼ互角

Claude Sonnet 5.5がプロンプト1回で作った3Dアクションゲームのプレイ画面

 

Claude Sonnet 5.5は、米国時間の2026年9月28日に公開されたAnthropicの新しいモデルです。9月に出たOpus 5.5に続く、Claude 5.5世代の2本目にあたります。公式の位置づけは「Opus 5.5を補う、速くて安いモデル」で、範囲のはっきりした日常タスクやバグ修正、文書・スライド・表計算づくりが得意とされています。

 

結論から言うと、Sonnet 5.5はeffortをhighで使うのが、性能と料金のバランスがいちばん良いモデルでした。料金は前世代のSonnet 5と同じで、Opus 5.5のちょうど半額です。コスパよくいろいろな処理をさせたいなら、作業の一部をOpusからSonnetへ切り替える価値は十分あります。

 

ひとつ上のOpus 5.5がどんなモデルかは、Claude Opus 5.5とは|Fable 5.1並みの性能を4割の料金で使えるで詳しく検証しています。

 

Claude Opus 5.5とは|Fable 5.1並みの性能を4割の料金で使える

続きを見る

 

Claude Sonnet 5.5の料金とスペック|Sonnet 5と同額でOpus 5.5の半分

Claude Sonnet 5.5の結論をまとめた図解。料金据え置き・実装系はOpus 5.5並み・maxは割高

 

まずは料金と基本スペックです。API料金は入力100万トークンあたり$2、出力は$10で、前世代のSonnet 5から据え置きになりました。Opus 5.5は入力$4・出力$20なので、ちょうど半分の値段です。一度に読み込める量(コンテキスト)は100万トークンで、長い資料やコードをまとめて渡せます。

 

項目 Claude Sonnet 5.5 Claude Opus 5.5
公開日 2026年9月28日(米国時間) 2026年9月22日(米国時間)
モデルID claude-sonnet-5-5 claude-opus-5-5
API料金(入力 / 出力・100万トークンあたり) $2 / $10 $4 / $20
キャッシュ読み込み $0.20 $0.20
コンテキスト / 最大出力 100万 / 12.8万トークン 100万 / 12.8万トークン
知識の範囲 2026年6月まで 2026年6月まで
使える場所 claude.ai(Sonnet 5.5は無料プランも)・Claude Code・API・Amazon Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundry・GitHub Copilot・Cursor

 

出典:Claude Docs(Pricing)・Models overview・Anthropic公式発表(2026年9月時点・公式参照)

 

公式は、Sonnet 5より出力が30%以上速く、1タスクあたりのコストは最大30%安くなったと説明しています。単価は同じでも、少ない手数で作業を終えられるようになったぶん、実際の支払いが下がるという考え方です。なお、キャッシュ読み込みの単価はOpus 5.5と同じなので、キャッシュをよく使う使い方では、実際の料金差は2倍より小さく約1.65倍になるという第三者の試算もあります(Aleinikov・2026年9月時点)。

 

Sonnet 5.5の公式ベンチマーク|一部はOpus 5.5を上回る

Anthropic公式が発表したClaude Sonnet 5.5のベンチマーク表

 

公式が発表したベンチマークを見ると、ターミナル操作を伴う開発作業のスコアでは、上位のOpus 5.5を上回っていました。事務作業(ナレッジワーク)やPC操作のスコアも、Opus 5.5とほぼ変わらない水準です。前世代のSonnet 5からは大きく伸びています。

 

ベンチマーク Sonnet 5.5 Opus 5.5 Sonnet 5
Terminal-Bench 4.0(ターミナル操作) 70.6% 66.4% 10.3%
GDPval-AA(事務作業) 1844 1846 —
OSWorld 2.1(PC操作) 80.1% 81.8% —

 

出典:Anthropic公式発表のベンチマーク表(2026年9月時点・公式参照)。SWE-benchは公式発表に載っていません。

 

ただし、すべてがOpus並みというわけではありません。第三者のArtificial Analysisの知識テストでは、正答率がSonnet 5.5は54%、Opus 5.5は66%と差がありました(Artificial Analysis・2026年9月時点)。事実の正確さが要る調べものは、Opus 5.5のほうが安心です。

 

effortとは|Sonnet 5.5はxhighとmaxの間に分かれ目がある

effortごとのコストとスコアを比べたTerminal-Bench 4.0のグラフ

 

effortは、モデルが「どれだけ考えてから答えるか」を決めるつまみです。low・medium・high・xhigh・maxの5段階があり、上げるほどしっかり考えてから作業するぶん、使うトークン(=料金やサブスクの使用量)が増えます。何も設定しなければ、claude.aiとClaude Codeではmedium、APIではhighで動いています。

 

第三者のArtificial Analysisが、Sonnet 5.5をeffortごとに測った結果が次の表です。賢さを表す知能指数と、1タスクあたりの費用を並べています。

 

effort 知能指数 1タスクあたりの費用
low 36 $0.41
medium 41 $0.59
high 47 $1.08
xhigh 52 $2.74
max 56 $7.60
(参考)Opus 5.5 xhigh 56 $3.46

 

出典:Artificial Analysis(2026年9月29日時点)。発表直後の計測で、Artificial Analysisは公開前のバージョンで測ったため再測定する予定と注記しています。

 

注目してほしいのはmaxの行です。Sonnet 5.5のmaxは1タスク約19.3万トークンを使い、費用は$7.60になります。同じ知能指数56を、Opus 5.5のxhighなら$3.46で出せます。Sonnet 5.5でmaxを使うくらいなら、Opus 5.5のxhighに切り替えたほうが安いということです。

 

ポイント

単純な作業をxhighやmaxで回すと、トークンを無駄に使う原因になります。たとえばFable 5.1を高いeffortのまま、普段の壁打ちに使うのはかなりもったいない使い方です。作業の重さに合わせてeffortを切り替えるだけで、同じプランでも使える量が大きく変わります。

 

Claude Codeでのモデルとeffortの考え方は、Claude Codeのモデルとエフォート使い分け|クレジット節約の判断基準でもまとめています。

 

Claude Codeのモデルとエフォート使い分け|クレジット節約の判断基準

続きを見る

 

effort別に同じゲームを作らせた|highとmediumはほぼ同じ

effort highのClaude Sonnet 5.5が作ったボクセル・サンドボックスゲーム

 

では、effortを変えると生成物はどのくらい変わるのでしょうか。いつものようにhigh・medium・lowの順で、同じプロンプトから一人称のボクセル・サンドボックス(ブロックを掘って置いて探検するゲーム)を作らせました。地形の自動生成や昼夜のサイクル、効果音まで、HTML1ファイルで全部コードで作らせるお題です。

 

まずhighで作ったものは、Sonnetのレベルでここまで作れるのかと驚くクオリティでした。続けてmediumで作ったものも、ライトが光るブロックがあったりと見劣りしません。正直に言うと、highとmediumの差はほとんど感じないレベルまで迫ってきていて、モデルの成長を感じました。

 

effort mediumで作ったボクセルゲーム。光るブロックが置かれた地形

 

ところが、lowで作ったものはグッとクオリティが下がりました。highとmedium、そしてlowの間で、はっきり分かれる印象です。Sonnet 5.5のlowは、軽量なFlash系のモデルにいちばん近い出来だと感じました。

 

effort lowで作ったボクセルゲーム。highやmediumより質が落ちた画面

 

生成にかかった時間も、検証アリーナの記録から並べておきます。同じお題を9月23日にOpus 5.5でも作らせているので、その時間も参考に載せました。

 

モデル / effort 生成にかかった時間 出来の印象
Sonnet 5.5 / low 約2.8分(166.7秒) 質がガクッと落ちる
Sonnet 5.5 / medium(既定) 約9.1分(547.9秒) highとほぼ同じ
Sonnet 5.5 / high 約9.1分(544.9秒) いちばんきれい
(参考)Opus 5.5 / low・high low 約3.6〜3.8分・high 約13〜19分 9月23日の別の回(各2回)

 

出典:自分の検証アリーナの実行記録(2026年9月29〜30日・各1回)。時間は回によってぶれるので目安です。

 

このお題では、mediumとhighで時間がほとんど変わりませんでした。作りたいもののクオリティを見て、lowで足りる作業なのか、mediumかhighが要る作業なのかを判断すると、無駄なく使えます。

 

Opus 5.5との使い分け|設計はOpus、決まった作業はSonnet

Opus 5.5とSonnet 5.5の使い分けをまとめた図解。計画はOpus・実装はSonnet

 

Sonnet 5.5をひと言でいうと、Opus 5.5の代わりにはならないけれど、Opus 5.5を補ってくれる速くて安いモデルです。公式もそう紹介しています。曖昧な判断や全体の設計はOpus 5.5やFable 5.1に任せ、やることが決まった作業をSonnet 5.5に回すのが、いちばんコスパの良い分け方だと感じました。

 

  • Opus 5.5に任せる:曖昧で長い判断・全体の設計・ハーネスやプロンプトの設計・事実の正確さが要る調べもの
  • Sonnet 5.5に任せる:やることが決まった実装・バグ修正・資料や表計算・大量の定型処理
  • effortの目安:Sonnet 5.5は既定〜highで使い、maxが要る仕事はOpus 5.5のxhighへ

 

僕自身、Fable 5やOpus 5.5が出てからできることが一気に広がった反面、1つのアカウントでガンガン使うと、すぐに5時間の制限や1週間の利用制限にかかっていました。今はClaudeのMax 20倍プランを2つ契約して節約しながら使っています。Opus 5.5で設計してSonnet 5.5に作業させる形をうまく組めば、1つのアカウントでも回せるのではないかと感じています。

 

この「設計を先に固めて、作業はモデルに任せる」考え方は、ハーネスエンジニアリングとは|Claude Codeでアプリ開発の質が変わる3つの仕組みで詳しく紹介しています。

 

ハーネスエンジニアリングとは|Claude Codeでアプリ開発の質が変わる3つの仕組み

続きを見る

 

2Dアクションゲーム|ステージに工夫が入っていた

Claude Sonnet 5.5が作った2Dアクションゲーム。上へ登っていくステージ

 

ここからは、Sonnet 5.5で実際に作ったものを見ていきます。まずは2Dアクションゲームです。一見どのモデルでも差が出なさそうなお題ですが、ジャンプでぎりぎり届く高さに足場が置かれているかなど、ゲームの設計としてモデルごとの差が出るポイントがあります。

 

今回おもしろかったのは、上へ登っていくステージが作られていたことです。同じプロンプトを使っても、これまでのOpusでは作られなかった構成でした。ゲーム体験を意識したような工夫を自分から入れてくれる点は、Sonnet 5.5の特徴だと感じました。

 

カートレースのゲーム|アイテムまで使えてちゃんと遊べる

Claude Sonnet 5.5が作ったカートレースゲームのプレイ画面

 

特にすごかったのが、カートレースのゲームです。アイテムを使いながらしっかり遊べて、ついやり込みそうになる出来でした。生成にかかった時間は約26分(1572.6秒・既定のmedium)で、時間はかかりますが、プロンプト1回でここまで動くものが返ってきます。

 

3Dのモデル自体は作り込みが甘く、雑な部分もあります。ただ、先日紹介した3D生成AIのTripoなどと組み合わせれば、それだけでかなり良いゲームが作れそうな感覚です。

 

同じお題をOpus 5.5に作らせたカートレースゲームの画面

 

同じお題をOpus 5.5で作ったものと並べると、表現は少しOpus 5.5のほうが上でした。3Dの表現ではまだ差が出ます。一方で、先ほどのボクセルのゲームのように、お題によってはほとんど差が出ないものもあります。作りたいものに合わせて、どちらのモデルを使うかを選ぶのが現実的です。

 

3Dのゲームづくりに興味がある方は、Tripo AIの使い方|GPT-6 Astraで3Dゲームを3本作るも参考にしてみてください。

 

鬼ごっこのゲーム|あえて視界を暗くする演出まで入った

Claude Sonnet 5.5が作った鬼ごっこゲーム。あえて視界を暗くした3Dの迷路

 

3Dとゲームを掛け合わせたお題は、モデルの性能がいちばん出ます。3Dのサバイバル風のゲームも作らせましたが、こちらはまだクオリティを出し切れていない印象でした。設計がとても大事なお題なので、Sonnet 5.5だけで一発で仕上げるのはまだ難しいところです。

 

一方で、鬼ごっこのゲームは雰囲気のある仕上がりでした。視界がよく見えるパターンと見えないパターンがあり、臨場感や怖さを出すために、あえて視界を悪くする演出が入っています。そのぶんゲーム性も高く、生成にかかった時間は約10分(617.0秒・既定のmedium)でした。

 

こうした演出を自分から足してくるところに、今回のSonnetは考えるレベルが一段上がったと強く感じました。

 

資料・記事づくり|LPページとモデル解説記事を140秒で

Claude Sonnet 5.5が作ったハーネスエンジニアリング解説のLPページ

 

ゲームだけでなく、資料づくりも試しました。ハーネスエンジニアリングを解説するLPページを作らせたところ、アニメーション付きの音声コンテンツにもそのまま使えそうなデザインで返ってきました。最近はOpus 5.5とGemini 3.8 Flashを組み合わせて音声コンテンツを作っていますが、ここをSonnet 5.5に任せられれば、さらにコスパよく作れそうです。

 

Claude Sonnet 5.5が140秒で書いたモデル解説記事のページ

 

Sonnet 5.5自身を説明する記事も書かせました。medium(既定)で、モデルの特徴やベンチマーク、活用事例、苦手なことまでリンク付きでまとめたページを140秒(140.1秒)で作ってくれます。アップデートが激しいAI分野のレポートのように、情報を集めてまとめてWebページにする作業には、かなり使えると感じました。

 

Sonnet 5.5を使う前の注意点

モデル解説記事にまとめられたClaude Sonnet 5.5の注意点と苦手なこと

 

便利なモデルですが、乗り換える前に知っておきたい点がいくつかあります。特にAPIで使っている方は、前世代のコードがそのままでは動かないことがあるので注意してください。

 

注意点 内容
maxは割高 1タスク約19.3万トークンを使い、Sonnet 5のmax($5.09)より約5割高い
APIの仕様変更 thinkingの無効化は「between_tools」に変わり、ツールの強制指定(tool_choiceのany/tool)は使えない
安全機能 危険度が高いと判定されたサイバー系の依頼は、Sonnet 5に切り替わる
知識・科学系 知識テストの正答率はOpus 5.5より低い。最難関の仕事はOpus 5.5かFable 5.1へ

 

出典:Migrating to Claude Sonnet 5.5・What's new in Sonnet 5.5・Artificial Analysis(2026年9月時点)

 

Claude CodeでSonnet 5.5に切り替える方法

 

Claude Codeでは、/modelでモデルを、/effortでeffortを切り替えられます。ただし、Sonnet 5.5が追加されたのはClaude Codeのv2.1.284です。僕の環境で古いv2.1.280のまま「sonnet」と指定したところ、旧モデルのSonnet 5が動いていました。先にバージョンを確かめて、古ければ更新してから切り替えてください。

 

claude --version
claude update
/model sonnet
/effort high

 

上の2行はターミナルで、下の2行はClaude Codeの中で打ちます。APIで使う場合は、モデルIDに「claude-sonnet-5-5」を指定します。

 

ポイント

新しいモデルが出たら、ホームディレクトリのCLAUDE.mdやハーネスの設計も見直すタイミングです。Opus 5.5とSonnet 5.5の役割を書き分けておくと、モデルの切り替えが自然に回るようになります。

 

CLAUDE.mdの書き方は、CLAUDE.mdの書き方|書くほどAIが従わなくなる理由と、本当に残すべき5項目で解説しています。

 

まとめ

Claude Sonnet 5.5の使い方

 

Claude Sonnet 5.5の要点をまとめます。

 

  • 料金はSonnet 5と同じ入力$2・出力$10で、Opus 5.5の半額
  • Terminal-Bench 4.0ではOpus 5.5を上回り、事務作業やPC操作もほぼ互角
  • effortはhighがいちばんバランスが良く、highとmediumの差は小さい
  • maxはOpus 5.5のxhighより高くつくので、難題はOpus 5.5へ
  • 設計はOpus 5.5、やることが決まった作業はSonnet 5.5の分業がおすすめ

 

まずは既定のmediumかhighで、普段の実装や資料づくりをSonnet 5.5に任せてみてください。足りないと感じたところだけOpus 5.5に回せば、同じプランでも使える量がぐっと増えます。

 

最新のAI情報や活用事例は、公式LINEでも配信しています。使える環境がある方は、ぜひClaude Sonnet 5.5を試してみてください。

 

  • この記事を書いた人

せなお

RutineLaboの管理人:せなお。 AIやITに関する情報発信中。ブログでは最高月間1.8万PVを達成 | YouTubeチャンネル収益化 | 総フォロワー数12,000人以上。 副業からスタート、合同会社Routinelaboを運営中

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