この記事でわかること
- OpenAI DevDay 2026で押さえるべき3つの発表
- GPT-6.1 Solの性能と料金のすごさ
- 24時間働くAI「dots」でできること
- ChatGPTの新しい契約プランの選び方
「僕が実際にGPT-6.1 Solと上位のGPT-6 Astraに同じ指示でゲームを作らせたら、安いSolのほうが同じかそれ以上の出来でした」
2026年9月29日(米国時間)に開かれたOpenAI DevDay 2026では、新しいモデル・サービス・料金プランが一度にたくさん発表されました。発表の数が多すぎて、結局なにがすごくなったのか分かりにくいと感じている方も多いと思います。
こんにちは、ルーティンラボ(@rutinelabo)です。本記事では、OpenAI DevDay 2026の発表を「GPT-6.1 Sol」「dots」「新しい契約プラン」の3つに絞って、何ができるようになったのか、どのプランを選べばいいのかを分かりやすく整理します。

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OpenAI DevDay 2026とは|覚えるのは3つだけ

OpenAI DevDayは、OpenAIが毎年開いている開発者向けのイベントです。2026年は9月29日に開かれ、公式のまとめに載っている発表だけで25件ありました。ただ、一般のユーザーが押さえておくべきなのは次の3つです。
- GPT-6.1 Sol:上位モデルに近い賢さを、約5分の1の値段で使える新モデル
- dots(ドッツ):ChatGPTを閉じても24時間働き続ける、自分専用のAIエージェント
- 契約プランの再編:ChatGPT Proが月100・200・500ドルの3段階になった
この3つは別々の発表に見えますが、実はつながっています。dotsを動かすGPT-6 Astraはトークンの消費が激しいモデルなので、24時間動かし続けるには、それに見合った契約プランが必要になります。新しいモデルと新しい働き方、そして新しい払い方がセットで出てきた、と考えると分かりやすいです。
GPT-6.1 Solとは|上位モデルに近い性能を約5分の1の値段で

GPT-6.1 Solは、DevDay 2026で発表された新しいモデルです。最近のChatGPTのモデルは、上からAstra・Sol・Lunaのように並んでいます。今回の6.1 Solは、ひとつ上のGPT-6 Astraに近い性能を持ちながら、値段は大きく下がりました。OpenAIの公式の触れ込みは「Astraに近い知能を、Astraの5分の1の価格で」です。
| 項目 | GPT-6.1 Sol | GPT-6 Astra |
|---|---|---|
| DeepSWE(コーディングの試験) | 75.22% | 74.12% |
| 同じ試験の1タスクあたりのコスト | $0.65 | $4.43 |
| API料金(100万トークン) | 入力$2 / 出力$10 | 入力$10 / 出力$50 |
| 事実の誤り率 | 7.72%(前のGPT-6 Solは11.42%) | - |
出典:OpenAI「Introducing GPT-6.1 Sol」・OpenAI API Docs(2026年10月時点・公式参照)
コーディングの試験では上位のAstraとほぼ同じスコアで、1タスクあたりのコストは約7分の1です。性能が同じくらいなら、値段の安いSolで十分という場面がかなり増えそうです。
注意したいのは、使える場所です。GPT-6.1 Solは、ChatGPTの「Work」とCodex、そしてAPIで使えます(Plus以上)。ふつうのチャット画面では、まだ使えません。アプリで探して見つからない方は、ここを確認してください。
前のモデルの実力はGPT-6 Astraを実機検証|11課題を投げて分かった実力とClaudeとの差で詳しく検証しています。
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GPT-6 Astraを実機検証|11課題を投げて分かった実力とClaudeとの差
続きを見る
同じ指示で2Dゲーム対決|GPT-6.1 SolとGPT-6 Astra

数字だけでは実感しにくいので、GPT-6.1 Sol(推論の強さはxhigh)とGPT-6 Astraに、まったく同じプロンプトで2Dのアクションゲームを作らせて、左右に並べてみました。左がAstra、右がSolです。
安い方が、上位と同じかそれ以上に動いた。
GPT-6.1 Sol と GPT-6 Astra に同じ指示で2Dゲームを並べた。動きの細かさは同じかそれ以上で、1タスクのコストは約7分の1(公式比較 $4.43→$0.65)。
僕の Codex の既定はもう Sol。正直、戻る理由が無い。
#GPT61Sol
— せなお| AIとITを使った仕事術 (@rutinelabo) 投稿を見る
結果は、ちょっとしたアニメーションの細かさまで含めて、Solが同じかそれ以上のクオリティを出してくれました。値段が約7分の1のモデルが、上位モデルと並ぶ出来になっているのは驚きです。普段のゲームやWebアプリの試作なら、まずSolで作ってみる、という使い方で十分だと感じました。
3Dレースゲームも作れる|文章の指示だけでここまで

続いて、GPT-6.1 Solに3Dのレースゲームも作らせてみました。カーブでちゃんと曲がるカートに、後ろから追いかけてくるライバル。画面の左上には順位、左下にはスピード、右下にはコースのミニマップまで表示されています。
渡したのは文章の指示だけ。なのに順位・スピード・ミニマップまで付いてきた。
GPT-6.1 Sol に3Dのレースゲームを作らせたやつ。カーブを曲がるカートの後ろにライバルが走る。
ファミコンぐらいなら、もう作れる時代だと思った。
#GPT61Sol
— せなお| AIとITを使った仕事術 (@rutinelabo) 投稿を見る
渡したのは文章の指示だけです。昔のゲーム機、ファミコンぐらいのクオリティなら、もう十分に作れる手ごたえでした。GPT-6.1 Solの魅力はほかにもたくさんあるので、実機での細かい検証は別の記事と動画で詳しく紹介する予定です。
24時間働くAI「dots」とは|ChatGPTを閉じても作業が続く

dots(ドッツ)は、ChatGPTを24時間動かし続けるための、自分専用のAIエージェントです。中で動くのはGPT-6 Astraで、専用のクラウドPCとブラウザを持っています。これまでのAIエージェントは、パソコンを開けっぱなしにしておかないと止まってしまうなどの課題がありました。dotsは、会話していない間も目標に向けて作業を続けるので、そうした課題をまとめて解消してくれます。
プラグイン経由で4,000以上のアプリにつながり、複数の仕事を並行して進めて、成果物と「判断してほしい点」を持ってきてくれます。毎朝カレンダーを確認する、といった定期的なタスクも任せられます。最近はGrokなどからも同じようなエージェントが出ていますが、dotsはそのOpenAI版と考えるとイメージしやすいです。
dotsは日本で使える?いくらから?

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 使えるプラン | Pro(100・200・500ドル)/Business Premium |
| 使えないプラン | Free・Go・Plus |
| 日本 | 使える(Proの対象外はEEA・スイス・英国だけ) |
| 料金 | 最初の1体は追加料金なし。dotとの会話は使用上限に数えない |
| できないこと | dot専用のメールアドレス・dotからの電話・スマホでの作成・覚えたことの個別削除(消すにはリセット) |
出典:OpenAI「Introducing dots」・OpenAI Help(2026年10月時点・公式参照)
ただし、dotに頼んだ作業がCodexやWorkを使う場合は、その分は通常どおり使用量に数えられます。また、展開は順次なので、アカウントに届くまで数日かかる場合があります。
任せる範囲は4段階で決める
24時間AIが自分の代わりに作業してくれるのは便利ですが、何でも勝手にやられては困ります。dotsでは、作業ごとに任せる範囲を4段階で決められます。
step
1確認なしで実行
調べものや下書きなど、失敗しても困らない作業はここに入れます。
step
2事前に承認していれば実行
あらかじめ許可しておいた範囲の作業だけ、自動で進めてもらいます。
step
3実行前に確認
ファイルの削除や変更、メールの送信などは、実行の前に自分に確認してもらいます。
step
4本人に引き継ぐ
パスワードの入力や支払いなどは、AIにはやらせず自分で行います。パスワード変更や送金は、設定に関係なく必ず本人に戻ってきます。
このように、セキュリティを考えて作業を割り振る考え方は、これまでのAIエージェントと変わりません。それでも、パソコンを閉じてもずっと作業し続けてくれるのは、かなりありがたい機能です。
ChatGPTの新しい契約プラン|Proが100・200・500ドルの3段階に

3つ目の発表が、ChatGPTの契約プランの見直しです。いま一番話題になっているのがここで、月額500ドル(App Storeでは84,000円)の「Pro 500」が新しく作られました。
| プラン | 月額 | dots | Ultrafast(超高速) | ひと言 |
|---|---|---|---|---|
| Free | 0ドル | × | × | お試し |
| Go | 8ドル | × | × | 軽く使う |
| Plus | 20ドル | × | × | GPT-6.1 SolはWork・Codexで使える |
| Pro 100 | 100ドル(16,800円) | ○ | × | dotsが付く一番安いプラン |
| Pro 200 | 200ドル(30,000円) | ○ | × | 使用量多め |
| Pro 500(新設) | 500ドル(84,000円) | ○ | ○ | Plusの25倍の使用量・最大8倍速 |
| Business Premium | 1人125ドル(年払い100ドル) | ○ | × | チーム向け |
出典:ChatGPT Pricing・OpenAI Help「About ChatGPT Pro tiers」(2026年10月時点・公式参照。円はApp Storeの表示で、Web決済はドル建て)
Pro 500で何がすごいのかというと、Ultrafast(超高速モード)が使える点です。Codexでは最大8倍速で作業でき、使用量もPlusの25倍まで増えます。ここで注意したいのは、25倍は「Proの25倍」ではなく「Plusの25倍」だという点です。また、Ultrafastは速いぶん、使用量も8倍の速さで減っていきます。
dotsを試したいだけなら、一番安いPro 100で使えます。月16,800円は気軽な金額ではないので、まずは1か月だけ課金して試し、便利なら続ける、合わなければ翌月に解約する、という使い方がおすすめです。僕自身も新しいサブスクは、まず1回課金して試すことが多いです。
なぜ今プランが変わったのか|公式の説明と外の見方

値段だけを見ると「定額の割引時代が終わった」と感じますが、OpenAIは理由をこう説明しています。
- 枠の見直しは「効率が上がったモデルを反映したもの」(公式ヘルプ)
- 「サブスクとAPIの1ドルあたりの差をなくしたい」(OpenAIのCodex担当Tibo氏)
- Pro 500は「Ultrafastを使うための、Plusの25倍のプラン」(OpenAI公式X)
実際には、9月上旬にAstraの需要が多すぎて、Pro 200の新規受付がいったん止められていました。今回はその再開と、使える量の見直しがセットになっています。既存のPro 200の契約者は、2026年10月29日までは今の枠のままで、10月30日からCodexとWorkの枠がPlusの20倍から10倍に減ります。補填として62,500クレジット(2,500ドル相当)が1回付与され、12月31日に失効します。
ネットでは、新機能よりもこの料金の話のほうが注目されました。Pro 200の枠が半分になるという予告の投稿は表示1,685万回で、dotsの公式発表(表示1,307万回)を上回っています。「500ドルのプランで週の使用量を30分で使い切った」という声もありました。外の見方としては「計算資源が足りないのでは」「定額の割引時代の終わり」といった推測も出ていますが、OpenAIはこれらを認めていません。
僕自身もいまPro 200を使っているので、使える量が半分になるのは正直痛いところです。一度Pro 500も使ってみて、ガンガン回したときにどれくらい消費するのかを試してみる予定です。
結局どのプランを選ぶ?使い方別のおすすめ

ここまでを踏まえて、使い方別におすすめのプランをまとめます。
| 自分の使い方 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 調べものや文章づくり、たまにCodex | Plus | GPT-6.1 SolをWork・Codexでコスパよく使える |
| dotsに仕事を任せたい | Pro 100 | dotsはProの全段階に付く。1体目は追加料金なし |
| CodexやWorkを一日中回す | Pro 200 | 使用量が多い人向け(既存契約は10月30日に枠が減る) |
| Astraで一日中生成物を作りたい | Pro 500 | Ultrafastが使えるのは500だけ |
個人的に強くおすすめしたいのは、こうした公式の契約プランで使うことです。使った分だけ払うAPIの従量課金でAstraを回すと、本当に大きな金額がかかってしまいます。たくさん使う方ほど、サブスクのほうがお得です。
ポイント
24時間動くAIを安く試したいだけなら、GoogleのGemini Spark(Google AI Pro・月19.99ドル〜)や、AnthropicのClaude(Pro・月20ドル〜)という選択肢もあります。プログラムに慣れている方なら、自分で仕組みを組んで、24時間稼働を疑似的に作ることもできます。

出典:Google Japan Blog・Claude公式ブログ(2026年10月時点・公式参照)
24時間動くAIエージェントの別の例はMaxClawの使い方と活用事例|OpenClawをブラウザで動かすAIエージェントでも紹介しています。
dotsに企画書を任せる|寝ている間に次の動画の企画

実際にdotsでどんなことができるのか、僕の使い方を紹介します。dotsに自分のYouTubeチャンネルを分析させて、次にどんな動画を投稿するかの企画書を作ってもらいました。
寝ている間に、次の動画の企画書が出来ていた。
OpenAI の dots に1晩任せてみたら、会話していない間も作業が続いて、チャンネルを分析した企画書がスマホに届く。送信や削除は「先に確認」で、任せる範囲は自分で決められる。
これはやっぱり僕の制作ラインに入れたい。
#OpenAI #dots
— せなお| AIとITを使った仕事術 (@rutinelabo) 投稿を見る
市場を調べてデータを分析しながら、チャンネルのこれまでの流れを踏まえて企画書をまとめてくれます。これが毎朝7時などに届くように頼めて、パソコンを閉じていても、どこにいてもスマホで受け取れます。こうした調べものとまとめの作業は、どんどん自動化できると感じました。
依頼文の例はこちらです。送信や投稿はさせず、調べものと下書きだけを任せるのがポイントです。
あなたは私の YouTube チャンネルの企画アシスタントです。
今夜から明日の朝7時までに、次の仕事をしてください。
1. 今日発表された AI の新しいサービス・モデル・大きなアップデートを、公式ブログ・公式 X・ニュースサイトから調べる
2. 私のチャンネルの動画一覧を見て、すでに扱ったテーマと重ならないようにする
3. 次の動画の企画を3本作る(タイトル案2つ・誰の悩みに答えるか・6つの章立て・デモ案・出典URL)
4. 3本を1つのページにまとめ、最後に「私が判断すべき点」を3つまで箇条書きにする
守ること:
- 公式に書いていない数字は書かない。数字には必ず出典URLを付ける
- 投稿・送信・購入・予約はしない。調べものと下書きだけ
決まった時間に情報を集めてまとめる自動化は、Codexでも作れます。作り方はCodexのオートメーション機能で毎朝のAI情報収集を全自動化で解説しています。
まとめ

OpenAI DevDay 2026の要点をまとめます。
- GPT-6.1 Solは上位のAstraとほぼ同じスコアで、1タスクのコストは約7分の1
- 同じ指示で作らせた2Dゲームは、Solが同じかそれ以上の出来だった
- dotsはChatGPTを閉じても24時間働き、日本のProなら追加料金なしで1体使える
- Proは100・200・500ドルの3段階になり、Pro 200の既存契約は10月30日から枠が減る
- dots目当てならPro 100、速さにお金を払うならPro 500
今回のDevDayは、新しいモデル・新しい働き方・新しい払い方が一度にそろった回でした。ChatGPTを使い続けるなら、自分の使い方に合わせてプランを見直すタイミングです。まずはGPT-6.1 Solを試し、dotsが気になる方はPro 100で1か月使ってみてください。GPT-6.1 Solとdotsは、別の動画でもさらに詳しく検証していきます。
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