この記事でわかること
- Palmier(パルミエ)とは何か?AIエージェントが操作できる、Mac専用のAIネイティブ動画エディタの基本
- 基本画面と生成機能の使い方|素材のアップロードから、画像・動画・音楽をタイムライン内で生成する流れ
- Codex・Claude CodeとMCPで接続する手順と、口頭の指示で無音・フィラーワードを自動カットする実演
- なぜ無料で使えるのか・料金プラン(2026年6月時点)とPremiere用XML書き出し、そして筆者の自作エディタの話
「動画のカット作業に毎回時間が奪われる。話しかけるだけでAIが編集してくれたら、どんなに楽だろう…?」
動画編集で一番面倒なのは、無音やフィラーワード(「えー」「あの」)を一つひとつ切る地道な作業です。その退屈なカットを、AIエージェントに丸ごと任せられて、しかも本格的な編集ソフトとして使える。そんな新しいツールがSNSで話題になっています。

こんにちは、AIツールやWebサービスが大好きなルーティンラボ(@rutinelabo)です。この記事では、いまSNSで注目を集めているAIネイティブの動画エディタPalmier(パルミエ)の基本から、CodexやClaude CodeとMCPで接続して、口頭の指示でカット作業を自動化する方法、そして料金や書き出しまで、2026年6月現在の情報でまるっと解説します。
「動画編集をAIに任せる」流れは、Claude Codeを使った自動化でも進んでいます。あわせてこちらの記事も参考になります:Claude Codeで動画編集を完全自動化|無音カット×テロップ×Bロール生成まで
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Claude Codeで動画編集を完全自動化|無音カット×テロップ×Bロール生成まで
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こんな方におすすめ
- 無音やフィラーワードのカット作業に時間を奪われていて、AIに任せたい方
- CodexやClaude Codeを使っていて、AIエージェントで動画編集まで自動化したい方
- 動画編集ソフト内で画像・動画・音楽の生成まで完結させたい方
- Palmierの料金や無料で使える範囲、Mac専用などの注意点を知りたい方
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Palmier(パルミエ)とは?AIエージェントが操作できる動画エディタ

Palmier(パルミエ)とは、動画の編集はもちろん、画像・動画・音楽の生成までタイムライン内で行え、さらにAIエージェントがエディタそのものを操作できる、AIネイティブな動画編集ソフトです。PremiereやFinal Cutのような「ちゃんとした編集ソフト」に、AI生成とAIエージェント操作が最初から組み込まれているイメージです。
正直に言うと、AIが何でも完璧に編集してくれる魔法のツールではありません。ソフト自体にはテロップ作成や画像・動画・音楽の生成といった機能があり、そこにCodexやClaude CodeといったAIエージェントを接続して、口頭の指示で編集を任せられるのが一番の魅力です。
このしくみには、大きく3つのポイントがあります。
- ネイティブにAI生成ができる:画像・動画・音楽(BGM)を、別ツールに移動せず編集画面内で生成できる
- AIエージェントが操作できる:MCPでCodexやClaude Codeと接続し、口頭の指示で編集作業を実行させられる
- 本格的な編集ソフトとして使える:マルチトラックのタイムラインで、PremiereやFilmoraに近い操作感
現状はMac専用。Windowsは未対応
Palmierの基本画面と使い方|素材アップ〜AI生成(ジェネレート)

まずは基本の操作から見ていきます。公式サイトからアプリをダウンロードして立ち上げると、画面の下にタイムラインが表示されます。ここに動画素材をアップロードすれば、通常の動画編集ソフトと同じ操作感でタイムライン上に並びます。
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1素材をアップロードしてタイムラインに並べる
手持ちの動画や画像を読み込むと、そのままタイムラインに配置されます。マルチトラックに対応しているので、実写素材とAIで生成したクリップを同じタイムラインで混ぜることもできます。

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2「ジェネレート」で画像・動画・音楽を生成する
画面上部の「Generate(ジェネレート)」をクリックすると、画像・動画・音声・BGMなどを生成できます。わざわざ別の生成AIツールに移動しなくても、編集ソフト内で生成物を作れるのが便利なところです。足りないカットをその場で作って差し込む、といった使い方ができます。

操作感は既存の編集ソフトに近い
見た目や操作感は、Premiere ProやFilmora、Final Cut Proといった定番ソフトとかなり似通っています。動画編集ソフトは作り込むほどこうした形に近づくため、普段これらを触っているユーザーなら、ほとんど差異なく使えるはずです。生成機能の有無を除けば、まずは普通の編集ソフトとして扱えると考えてOKです。
PalmierをCodex・Claude CodeとMCPで接続する方法

ここからがPalmierが話題になっている理由です。MCPという仕組みを使って、CodexやClaude Codeと接続すると、口頭で出した指示をAIエージェントがPalmierに伝えて、実際の編集作業まで行ってくれます。
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3設定の「エージェント」からAPIキーを登録する(任意)
左上のPalmierの「Settings(設定)」を開き、「エージェント」の項目を選びます。ここでAnthropicのAPIキーなどを登録すると、Palmier内のチャット機能(Organize with Agent)が使えるようになります。アプリ単体でAIとやり取りしたい方は、この設定をしておくと便利です。

step
4「MCP」からCodexに接続する
より便利なのがこちらです。設定の「Step-up instructions」からMCPの設定項目を開くと、Claude CodeまたはCodexと接続できます。表示された「Connect from Codex」をコピーして、ターミナルで立ち上げたCodexに貼り付けると、Codex側にMCPが追加されます。


接続できたかの確認とちょっとしたコツ
接続後、Codex側のMCP一覧に「Palmier Pro」が表示されていれば成功です。プロンプトの先頭で「/mcp」と打つと、接続中のMCPサーバーを確認できます。なお筆者が試した範囲では、Claude Codeはうまくいかず、Codexのほうが安定して動きました(このあたりは今後のアップデートで改善される可能性があります)。
CodexやClaude Codeでの自動化に興味がある方は、こちらの記事もあわせてどうぞ:Codexのオートメーション機能で毎朝のAI情報収集を全自動化|使い方を実演解説
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Codexのオートメーション機能で毎朝のAI情報収集を全自動化|使い方を実演解説
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実演|口頭の指示で無音・フィラーワードを自動カット

実際に、接続したCodexから指示を出して編集してもらいます。今回は分かりやすいように、約50分の長尺動画をタイムラインにインポートしました。左側がCodex、右側がPalmier Proです。
指示はとてもシンプルで、「タイムライン上の動画の無音部分と、フィラーワード(『えー』『あの』など)を全部カットして、テンポのいい動画にしてください」と口頭ベースの文章を投げるだけです。あとはCodexがPalmierに接続して、カット作業を自動で進めてくれます。

不自然にならないように調整してくれる
カットの様子を見ていると、0.45秒以上の空白を検出し、完全に詰めきらずに数フレームだけ残すといった調整をしてくれます。「いかにも機械的に切った」という不自然さが出にくいのが好印象でした。約50分の素材から、無音とフィラーをまとめて十数分ぶんカットしてくれて、テンポのよい動画に仕上がります。
もちろん、最終的なカット位置の確認は人間が行う必要があります。それでも、一番時間が奪われる無音・フィラーのカットを口頭の指示だけで任せられるのは、配信や解説動画を作る人にとって大きな時短になります。ここまで実用的にできるのは、エージェントの仕組みが充実してきたからこそだと感じます。
なぜ無料で使える?料金プランとエクスポート(XML書き出し)

「これだけ使えてなぜ無料なの?」という点が気になりますが、理由はシンプルです。MCP接続で使うAIは、自分のCodexやClaude Codeのサブスクリプション側で動いているため、Palmier自身はAIの費用を負担していない、という仕組みです。つまりカット作業などの精度は、つないだエージェント(Codex等)の性能がそのまま反映されます。
では何にお金がかかるかというと、Palmier内の「Generate」で画像・動画・BGMを生成する部分です。これらは生成AIのクレジットを消費するため、有料プランが必要になります。
- 編集機能・MCP接続:無料(タイムライン編集やエージェント操作は無料で使える)
- Proプラン:月額49ドル(約7,500円前後)のところ、ローンチ記念で月額29ドル(約4,500円前後)
- Maxプラン:月額99ドル(およそ15,000〜16,000円前後)
料金は2026年6月時点・公式で要確認
料金はローンチ記念の期間限定価格で、今後変わる可能性があります。契約前には必ず公式サイトの最新の料金を確認してください。まずは無料の範囲で編集機能とMCP接続を試し、生成機能が必要になったら課金を検討する、という流れがおすすめです。生成AIツールは数も多いので、効率的に編集と生成を組み合わせたい方には便利な仕組みです。

書き出しは、画面右上の「Export」から行います。MP4などへの動画変換はもちろん、Palmier専用のプロジェクトとして保存することもできます。さらに便利なのが、カットしたタイムラインをXML形式で書き出して、Premiere Proなどに引き継げる点です。Palmierでカットだけ済ませて、最後の仕上げは使い慣れた環境で行う、という現実的な使い方もできます。
仕上げ側の編集ソフトを探している方には、AI機能が充実したこちらも参考になります:Filmora 15の新機能を徹底解説|AI動画延長・高画質化
動画編集ソフトを自作する立場から見たPalmier

最後に少しだけ宣伝も兼ねて。実は筆者自身も、AIを搭載した動画編集ソフト「サクッとエディター」を開発中で、まもなくリリース予定です。だからこそ、Palmierの「編集ソフトにAIエージェントを接続できる」という設計思想には、強く共感する部分があります。
Palmierで本当にすごいのは、AIを搭載していること自体よりも、動画編集ソフトが「AIエージェントが操作する対象」になりつつあるという流れを見せてくれた点です。これは動画編集に限らず、いろいろなツールに広がっていく発想だと感じます。

筆者がClaude Codeで動画編集ソフトまで自作している話は、こちらの記事でも解説しています:【2026年最新】Claude Opus 4.8でゲームも動画編集ソフトも自作|新機能を徹底解説
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【2026年最新】Claude Opus 4.8でゲームも動画編集ソフトも自作|新機能を徹底解説
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サクッとエディターは“サクッと作りたい人”向け
サクッとエディターは、本格的な動画編集をしたい人というより、収録した解説動画をサクッと仕上げたい人に向けたツールです。無音・フィラーのカットやテロップ作成を自動化できるほか、テロップのデザインやアニメーション、Bロール・画像・サムネイルの作成までまとめて行えるよう開発中で、7月初旬のリリースを目指しています。先行情報やお得なクーポンはメンバーシップ限定で配布予定です。
まとめ:Palmierは「AIに動画編集を任せる」未来を見せてくれるエディタ

Palmierは、AI生成をタイムラインに統合し、CodexやClaude CodeといったAIエージェントに編集作業まで任せられる、新世代の動画エディタです。2026年6月現在のポイントをまとめます。
- Mac専用のAIネイティブ動画エディタ。画像・動画・音楽をタイムライン内で生成できる
- MCPでCodex・Claude Codeと接続し、口頭の指示で無音・フィラーのカットを自動化できる
- 無音は0.45秒以上の空白を検出し、不自然にならないようカット。最終確認は人間が行うのが安心
- 編集とMCPは無料。Generateでの生成は有料(Pro月29ドル〜・料金は公式要確認)
- Premiere用のXMLで書き出しでき、仕上げを使い慣れた環境に引き継げる
大事なのは、AIがどこまでの作業をできるようになり、どんな仕組みで成り立っているのかを理解することです。そこがわかると、動画編集に限らず、さまざまなAIの使い方のアイデアが広がります。今回の記事が参考になった方は、ぜひYouTubeチャンネルの登録もお願いします。それではまた次の記事でお会いしましょう。

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