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言い直しが消える音声入力「Typeless」の使い方|料金と声の行き先まで

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この記事でわかること

  • 言い直してもフィラーが残らない理由
  • 同じ文章をメールとチャットで書き分ける方法
  • 日本語で喋って英語を入力する手順
  • 無料枠の範囲と、声がどこへ渡るのか

 

「僕がわざとグダグダに喋ったら、出てきたのは整った箇条書きでした」

 

音声入力を敬遠する理由は、だいたい同じところにあります。喋ったとおりに文字になるせいで、「えーと」も言い直しもそのまま残り、結局あとから打ち直すことになる。その手間が面倒で戻ってしまう、というやつです。Typelessはそこを正面から潰しにきていました。

 

こんにちは、ルーティンラボ(@rutinelabo)です。本記事では、AI音声入力Typelessを実際に使いながら、公式が説明している内容と、僕が自分の声で試した結果をまとめます。Aqua VoiceやSuperWhisperを使ってきた立場から、どこが違うのかも書きました。

 

※本記事はTypeless様よりProプランの提供を受けて執筆しています(内容の指定はありません)。記事内のリンクにはアフィリエイトリンクを含みます。

▶ Typeless公式サイト(無料で試せます)

 

 

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結論|Typelessは「文字にする」ではなく「文章にする」ツール

Typelessで文字起こしされた文章が段落ごとに整形されて表示されている画面

 

先に結論をお伝えします。Typelessが他の音声入力と決定的に違うのは、声を文字に変換したあと、文章として成立する形に直してから入力するところです。公式はこれを「自動編集」と呼んでいます。

 

そのため、言い直しても最後に言ったほうだけが残ります。「えーと」「あのー」は消えます。「1つ目は、2つ目は」と話せば箇条書きになります。何も設定しない初期状態でここまでやってくれるので、打ち直しの工程がまるごと消えます。

 

対応環境はmacOS・Windows・iOS・Androidの4つで、1つのアカウントを端末をまたいで使えます。Product Huntではデスクトップ版とモバイル版の両方が#1 Product of the Dayを獲っています。

 

言い直しもフィラーも自動で消える

言い直しを含む発話が箇条書きに整形されて入力された結果

 

 

いちばん試したかったのがここです。わざと崩した喋り方で、次のように吹き込んでみました。

 

「今日はですね、音声入力のツールを紹介しようと思っていて、これ昨日ちょっと触ったんですけど、昨日じゃない一昨日ですね、一昨日触って……」

 

結果として入力されたのは、「一昨日触ってみました」という一文でした。「昨日」と言い間違えて訂正した部分は消え、最後に言ったほうだけが残っています。

 

続けて「まず1つ目が……2つ目が……3つ目が……」と話した箇所は、そのまま箇条書きに整形されました。さらに、話題が変わるところでは自動的に1行空きが入ります。段落の切れ目まで判断してくれるので、そのまま貼れる状態で出てきます。

 

消える要素は3つあります。

 

消えるもの 具体例
フィラー語 「えーと」「あのー」「なんか」
重複表現 同じことを2回言っても1回にまとまる
言い直し 訂正前を捨てて、最後に言ったほうを採用

 

始め方|許可するのはマイクとアクセシビリティの2つだけ

導入は3ステップで終わります。

 

step
1
公式サイトから自分の環境版をダウンロードする

Typeless公式サイトのダウンロードページでMac版とWindows版が並んでいる画面

 

Mac版・Windows版に加えて、iOS版・Android版も用意されています。スマホで見ている方はそのままアプリを入れても大丈夫です。

 

▶ Typelessをダウンロードする(公式サイト)

 

step
2
マイクとアクセシビリティを許可する

Typelessが起動時にマイクとアクセシビリティの許可を求めている画面

 

起動すると権限を求められます。求められるのはマイクとアクセシビリティの2つだけです。マイクは声を拾うため、アクセシビリティはカーソル位置に文字を入れるために使われます。

 

step
3
Fnキーを押しながら話す

Typelessのショートカット設定画面。音声入力と翻訳のキー割り当てが並んでいる

 

初期設定では、音声入力がFnキー、翻訳が別のキー、「何でも聞いてください」がFnキー+スペースに割り当てられています。どれも設定画面から変更できます。

 

同じ文章がメールにもチャットにも化ける

入力済みの文章を選択してTypelessに話しかけ、敬体のメール文へ変換された画面

 

 

ここが個人的にいちばん実用的だと感じた機能です。一度入力した文章を選択して話しかけると、その場で書き直してくれます。

 

断りの連絡を口語のまま吹き込んで、選択した状態で「この文章を上司にメールで送りたいです。丁寧な文章に変更してください」と話しかけると、そのままメールの文体になりました。

 

続けて同じ文章を選び直して「ちょっとカジュアルめで文章を作り直してください」と伝えると、今度はチャット向けの軽い文体に変わります。「助かります!」のような書き方まで寄せてくれました。

 

言い換えると、本文を一度も打ち直さずに、相手に応じた文体を出し分けられるということです。宛先が変わるたびに書き直していた時間がまるごと浮きます。

 

固有名詞は個人辞書に登録しておく

Typelessの個人辞書設定画面で新しい単語を登録しているところ

 

音声入力でいちばん萎えるのは、せっかく喋ったのに固有名詞だけ直すはめになることです。Typelessには個人辞書があり、設定画面の辞書の項目から単語を登録できます。

 

珍しい人名や、社内でしか使わない言い回しを入れておくと、以降の文字起こしで自動的に当たるようになります。使えば使うほどデータが溜まって、自分の言い回しの癖に寄っていく設計です。

 

日本語で喋るだけで英語が入力される

翻訳モードのタブが開き、日本語の発話が英文として入力された画面

 

 

翻訳も音声入力の延長で使えます。翻訳モードを開いて出力する言語を選び、あとは日本語のまま普通に喋るだけです。

 

「次のプロジェクトの進捗を確認させてください」と日本語で話すと、英語の文章として入力されます。翻訳ツールに貼って、コピーして、元の画面に戻して……という往復が丸ごと消えます。

 

すでに書いた文章を丸ごと英訳したい場合は、全部選択してから「何でも聞いてください」の機能で「この文章をネイティブの同僚用に英語に変換してください」と話しかければ、そのまま置き換わります。

 

英語を読めるけれど書くのは時間がかかる、という人はかなり多いと思います。日本語で考えたまま英語を出せるので、手が止まらなくなります。

 

料金|無料は週8,000語、有料は月12ドルから

Typelessの料金ページ。無料プランとProプランの違いが並んで表示されている

 

まず無料枠から試せます。

 

プラン 使える量 料金
Free 週8,000語・標準精度 0円
Pro(年額まとめ払い) 無制限・精度強化版 月12ドル
Pro(月ごと契約) 同上 月30ドル

 

注意したいのは、よく見かける「月12ドル」は年間契約が前提だという点です。1か月だけ試したい場合は30ドルになります。音声入力だけで30ドルはハードルが上がるので、まず無料枠で自分の使い方に合うかを測るのが確実です。

 

Proにすると無制限のほか、精度が強化版になり、混雑時に優先アクセスが効き、端末間のクラウド同期が使えます。1アカウントでMacとスマホの両方に割り当てられるので、端末をまたぐ人ほど元は取りやすいと思います。

 

もうひとつ、知っておくと安心なのが1回のディクテーションは9分までという制限です。8分を過ぎると60秒のカウントダウンが出て、上限に達した時点までの内容は履歴へ自動保存されます。短い議事録なら足りますが、長い会議を丸ごと録る用途には向きません。

 

他の音声入力との違いは「どこで処理するか」

クラウド処理とローカル処理の違いを説明している画面

 

Aqua VoiceやSuperWhisperと比べたときに、いちばん大きな差はここでした。

 

ツール 処理する場所 得意なこと
Typeless クラウド 文章として整える
Aqua Voice クラウド 速さ
SuperWhisper 自分のパソコンの中 ネットに繋がなくても動く

 

TypelessとAqua Voiceはどちらもクラウド処理なので、インターネット環境ありきです。会社や自宅のWi-Fiが安定している人なら気にならないと思いますが、通信が不安定な場所で使うならSuperWhisperのようなローカル処理のほうが向いています。

 

速さだけを求める場合も、Typelessは最適解ではありません。一度AIが文章を整えてから返す仕組みなので、その分だけ待ち時間が乗ります。最近はSuperWhisperからさらに速いモデルも出ているので、とにかく速度という人はそちらを見たほうがいいです。長所と短所は裏表になっています。

 

声はどこへ渡るのか

声の処理を担う委託先としてGeminiやOpenAIなどの社名が並んでいる画面

 

音声入力AIについては、安全性を心配して使ってこなかった人もいると思います。せっかくなので、公式が公開している情報を確認しておきます。

 

Typelessはクラウドで処理するため、話した声は外に出ます。公式のSubprocessors(外部委託先)の一覧を見ると、AI処理を担っているのはGemini・OpenAI・Groq・Fireworks AI・Microsoft Foundryの5社です。委託先は全部で12社あり、すべてアメリカにあります。

 

そのうえで公式は、保存しない・学習には使わない・履歴は端末の中だけと説明しています。

 

この前提を踏まえて、自分が扱う情報で線を引くのが現実的だと思います。僕の場合は、顧客名が出る打ち合わせメモには音声入力を使っていません。

 

まとめ|打ち直しの工程が消えるのが本体

20260921 Typeless

  • 言い直しもフィラーも自動で消えるので、打ち直しの工程がまるごと消える
  • 選択して話しかけるだけで、メールとチャットの文体を出し分けられる
  • 日本語で喋って英語を入力できる。翻訳ツールとの往復が不要になる
  • 無料は週8,000語。Proは年間契約で月12ドル、月ごとなら30ドル
  • 1回の入力は9分まで。長時間の会議を丸ごと録る用途には向かない
  • クラウド処理なので、声はアメリカの5社のいずれかを通る

 

長い文章を書く人、考えながら話す人、パソコンとスマホの両方で入力したい人にはかなり効きます。逆に、顧客情報のような固有名詞を大量に扱う場面、ネット環境が不安定な場所、とにかく速さだけが欲しい場合には向きません。

 

まずは無料枠で、自分の喋り方でどこまで整うかを試してみてください。

 

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  • この記事を書いた人

せなお

RutineLaboの管理人:せなお。 AIやITに関する情報発信中。ブログでは最高月間1.8万PVを達成 | YouTubeチャンネル収益化 | 総フォロワー数12,000人以上。 副業からスタート、合同会社Routinelaboを運営中

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