この記事のポイント
- Googleの最新画像生成AI「Gemini 2.5 Flash Image」がについて
- キャラクターの一貫性を保った画像編集が可能
- フィギュア化・LINEスタンプ・漫画作成まで作成
2025年8月26日、Googleが画像生成AI業界に衝撃的なニュースを発表しました。
「Gemini 2.5 Flash Image」（通称：Nano-Banana）という最新の画像生成AIが、1日500回まで完全無料で使えるという破格のサービスとしてリリースされました。
実際に使用してみると、MidjourneyやDALL-E 3と比較しても遜色ない高品質な画像生成が可能で、しかも数秒で生成が完了します。
- YouTubeサムネイルやSNS投稿画像を大量に作成したい方
- 無料で高品質な画像生成AIを探している方
- キャラクターの一貫性を保った画像編集がしたい方
この記事を読めば、Gemini 2.5 Flash Imageの基本的な使い方から、フィギュア作成、LINEスタンプ制作、漫画生成といったプロ級の応用テクニックまでを完全にマスターできます。
初心者でも5分で始められる詳細手順から、プロクリエイターが使う高度なテクニックまで、実例付きで包括的に解説していきます。
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Gemini 2.5 Flash Imageとは？「Nano-Banana」の正体を解明
Gemini 2.5 Flash Imageは、2025年8月26日にGoogleが発表した最新の画像生成・編集AIモデルです。
実は、リリース前から「Nano-Banana」というコードネームでSNS上で話題になっていた謎のAIの正体がこれでした。
Gemini 2.5 Flash Imageの3つの革命的特徴
- 破格の無料枠：1日500回まで完全無料で画像生成可能（月換算15,000枚！）
- 圧倒的な生成速度：わずか数秒で高品質な画像を生成
- キャラクター一貫性：同じ人物やペットの外見を維持しながら自由に編集
- 日本語完全対応：英語プロンプト不要で直感的に操作可能
従来の画像生成AIでは月額数千円かかっていた機能が、Gemini 2.5 Flash Imageなら無料で使い放題です。
しかも、APIを利用しても1画像あたり約6円（$0.039）という驚きの低価格を実現しています。
技術的な優位性と他社AIとの違い
今回リリースされたこのGoogleの画像モデルは従来あった画像生成AIとは異なり、かなり画期的な機能が搭載されています。
高速処理技術
クラウド処理により、どんなデバイスでも数秒で画像生成。従来のAIより2-3倍高速です。
マルチ画像融合
複数の画像を自然に1つに統合。人物と背景を別々にアップロードして合成も可能。
精密な編集機能
背景ぼかし、特定要素の削除、ポーズ変更など、自然言語で細かな編集指示が可能。
世界知識の活用
Geminiの豊富な知識ベースを活用し、論理的で現実的な画像生成を実現。
使用できるプラットフォームと初期設定
この画像生成モデルは主に2つのプラットフォームから利用することができます。
1つはGoogle Chromeブラウザを立ち上げたときに利用できるGeminiアプリにて利用可能。もう1つがGoogle AI Studioと呼ばれる開発者用のAIプラットフォームです。
それぞれに特徴があるので、自分のレベルに合わせて選びましょう。
Geminiブラウザアプリ（初心者向け）
URL: https://gemini.google.com
ChatGPTのような対話形式で、日本語で簡単に画像生成ができます。
Google AI Studio（中級者以上向け）
URL: https://aistudio.google.com
開発者向けの高度な機能。モデル選択で「nano-banana」または「Gemini 2.5 Flash Image」を選択。
プロのヒント
初心者の方は、まずGeminiブラウザアプリで基本操作を覚えてから、Google AI Studioに移行することをおすすめします。
【実践編】基本的な画像生成と編集方法
実際にGemini 2.5 Flash Imageを使って画像を生成・編集する手順を解説します。
非常にシンプルな操作で実現できるため、初心者の方でもすぐに使いこなせます。
step
1Google AI Studioにアクセス
Google AI Studioにアクセスし、Googleアカウントでログインします。左側のメニューから「nano-banana」を選択してください。
step
2画像をアップロード
編集したい画像をドラッグ&ドロップでアップロードします。JPG、PNG、WebP形式に対応しています。
step
3日本語でプロンプトを入力
画像の下に、実行したい編集内容を日本語で入力するだけです。英語プロンプトは不要です。今回は「猫の被り物を赤色に変更して」って感じで、指示出してみます。
元の画像
変更後
注意点
時々、手足の本数が不自然になることがあります。その場合は「修正してください」と追加で指示することで解決できます。
応用テクニック：2Dイラストを3Dフィギュアに変換
オリジナルキャラクターを商品化レベルの3Dフィギュアに変換する方法を紹介します。
これは非常に革命的な機能で、プロのクリエイターからも注目を集めています。
フィギュア化の手順
キャラクター画像をアップロード
2Dのイラストやキャラクター画像を用意してアップロードします。
3D変換プロンプトを入力
「画像のイメージを3Dフィギュアに変換して、商品としてPRできる画像を作成してください」
パッケージ化（オプション）
「パッケージの中に入れて、店頭に並んでいるイメージで作成してください」
実際にできた画像はこちら
今回は日本語でのプロンプトでも簡単にフィギュア化できましたが、英語のプロンプトの方が精度が高く練ります。
このプロンプトがかなり精度が高くなっていたので、ぜひ試してみてください。
Transform this illustration into a photorealistic PVC anime figure.
Keep the original character’s design, pose, and colors exactly the same.
Render it as a collectible figurine made of PVC plastic, with realistic painted surface and detailed shading.
Apply glossy highlights on areas such as the hair and clothing, matte finish on the skin,
and subtle seam lines as seen in real manufactured figures.
Place the figure on a simple round display base, with a soft shadow cast beneath it.
Use a neutral studio background, professional studio lighting, sharp focus, shallow depth of field,
as if photographed for a catalog.
最近流行りのディスク上にフィギュアを配置するようなプロンプトも話題になっています。
以下のグランプラをコピペするだけなのでぜひ使ってみてください。※2025/09/17追記
prompt：
Create a 1/7 scale commerciallized figurine of the characters in the picture, in a redlistic style, in a real environment.The figurine is placed on a computer desk. The figurine has a round transparent acrylic base, with no text on the base.The content on the computer screen is a 3D modeling process of this figurine. Next to the computer screen is a toy packaging box, designed in a style reminiscent of high-quality collectible figures, printed with original artwork. The packaging features two-dimensional flat illustrations.
応用テクニック③：LINEスタンプ・ステッカー作成
オリジナルキャラクターからLINEスタンプを大量生成する方法を紹介します。
このLINEスタンプを作れるようなスタイルはGoogle公式もプロンプトをリリースしているので、そちらをぜひ参考に作ってみようと思います。
A kawaii-style sticker of a happy red panda wearing a tiny bamboo hat. It's munching on a green bamboo leaf. The design features bold, clean outlines, simple cel-shading, and a vibrant color palette. The background must be white.
赤い部分のプロンプトを変更させてください
上記のプロンプトの赤い部分は事前にGPTやGeminiを使い、その画像のキャラクターの特徴を英語で挙げ出させます。それをそのまま赤い部分に挿入し、プロンプトを実行してみてください。
プロのヒント
一度に6-8枚のスタンプを生成できます。「喜び、悲しみ、怒り、驚き、愛情、疲労の6つの表情を作成してください」と指示すると効率的です。
応用テクニック④：漫画・コミック作成（上級編）
今回SNSでも話題になっているのがキャラクターと漫画のカット割り、ストーリーを与えることで漫画の生成なんかも行ってくれます。
少しテクニックが必要となりますが、コツさえつかめばかなり簡単に作成可能です。
必要な準備「人、カット割、ストーリー」
以下の３パターンの画像を用意していきます。
人物画像
コマ割りテンプレート
Canvaで作成した4コマ、6コマなどの枠組み。
ストーリープロンプト
1コマ目（起）
場所：教室
女の子A：「あれ？消しゴムがない！」
女の子B：「また忘れたの？」
2コマ目（承）
女の子A：「今日のテストどうしよう…」
女の子B：「大丈夫！私の使っていいよ」
3コマ目（転・結）
テスト終了後、机の下を覗くA
女の子A：「…ここに落ちてた！」
女の子B：「結局あったんかい！」
上記の3つの画像とストーリーを貼り付けて「フルカラーの3コマ漫画を作成して、学園もの。一番上に「忘れ物の行方」というタイトルが中央揃えで配置されているように。」などの感じで異s時すると漫画の制作が完了します。
注意点
日本語テキスト（特に漢字）の生成は精度が低いことがあります。セリフは後からCanvaなどで追加することをおすすめします。
料金プランと利用制限
今回のこの画像生成機能は1日500枚まで無料で使用できるという太っ腹具合です。
基本的には無料でGeminiの機能を体験する事が不便なく使用することができます。有料プランに切り替えることで動画生成AI Veo3なで生成できるモデルが変わりますが、画像生成に関しては問題なく行えます。
無料プランの詳細
- 生成回数: 1日500回まで（月換算15,000枚！）
- 画像サイズ: 制限なし
- 商用利用: 可能（利用規約要確認）
- APIアクセス: 制限付きで利用可能
その他にもジェミニはGoogle AI ProとGoogle AI Ultraという2つの有料プランが用意されています。Geminiを使った生成AIをフル活用したい場合には、2つのプランの検討もしてみてください。
API利用時の料金
また自分オリジナルのWEBアプリなどを作る際には、APIから今回の画像生成モデルを活用できます。APIの利用体系も非常にリーズナブルで比較的に低いハードルで導入する事ができます。
料金体系
- $30.00/100万トークン
- 1画像あたり1290トークン（約$0.039 = 約6円）
- 月1万枚生成しても約6万円
他の画像生成AIのサービスと比較して、圧倒的なコストパフォーマンスを実現しています。
まとめ：Gemini 2.5 Flash Imageで創造性を解放しよう
今回は、Googleの最新画像生成AI「Gemini 2.5 Flash Image」の全機能と活用方法を徹底解説しました。
本記事のポイント
- 1日500回まで完全無料で利用可能
- 数秒で高品質な画像を生成
- キャラクター一貫性を保った編集が可能
- 日本語プロンプトに完全対応
- フィギュア化、LINEスタンプ、漫画作成など幅広い応用が可能
コンテンツクリエイターにとって、これは本当に革命的なツールです。
まずは無料枠で試してみて、慣れてきたら本格的に活用していくことをおすすめします。
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本ブログ「ルーティンラボ」では、他の記事で様々なAIやI Tに関するツールについて紹介しています。
他にもITスキルを高めてキャリアアップや副業の役立つ情報の発信もしています。ぜひチェックしてみてください。
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- 1日500回まで完全無料で利用可能
- 数秒で高品質な画像を生成
- キャラクター一貫性を保った編集が可能
- 日本語プロンプトに完全対応
- フィギュア化、LINEスタンプ、漫画作成など幅広い応用が可能
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コンテンツクリエイターにとって、これは本当に革命的なツールです。
まずは無料枠で試してみて、慣れてきたら本格的に活用していくことをおすすめします。
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