この記事でわかること
- Gemini 4 Argonの特徴と料金
- アプリ・Antigravity・APIでの使い方
- Opus 5.5と同じお題で比べた実力
- 動画編集を任せるモデルの選び方
「僕が実際に同じ11課題を作らせたら、Gemini 4 ArgonはOpus 5.5の約5分の1の時間で作り終えました。でも、マリオカート風のゲームの出来はOpus 5.5がはっきり上でした」
Googleから、Gemini 4の名前がついた最初のモデル「Gemini 4 Argon」が一般向けに公開されました。公式のベンチマークではGPT-6 AstraやClaude Fable 5.1、Opus 5.5と横並びの数字が出ていて、Xでも魔法使いチェスなどの作品がかなり話題です。ただ、ベンチマークの数字と、実際にコーディングさせたときの出来は別物です。
こんにちは、ルーティンラボ(@rutinelabo)です。本記事では、10月13日(米国時間)に一般提供が始まったGemini 4 Argonの料金と使い方、そして3日ほど試したゲーム・文章・動画編集の結果をまとめます。
この記事の11課題の比較表と、お題・プロンプトの全文は、公式LINEで合言葉「アルゴン比較」と送ると受け取れます。

プロンプト配布中
LINE公式アカウントを友達追加していただければ、本記事やYouTubeで使用した使用したプロンプトを配布いたします。メンバーシップ登録で優先サポートも実施中です。
結論|Gemini 4 Argonは速さと動画に強く、総合力はOpus 5.5

先に結論をお伝えします。Gemini 4 Argonは、作るスピードが速く、動画や画像を読み取る力が高いモデルです。以前のGeminiのFlashのモデルでは時間がかかったうえに質も低かった3Dのゲームも、HTML1枚でかなりのクオリティまで作れるようになりました。
一方で、同じお題で作った作品を並べると、総合的な出来は僕の評価ではOpus 5.5の方が上でした。普段の開発をOpus 5.5から乗り換えるモデルではなく、動画の分析のように得意な仕事を任せて使い分けるのがおすすめです。数字で見るとこうなります。
| 見るところ | 結果 |
|---|---|
| 作る速さ | 同じ11課題の合計でArgonは35.6分、Opus 5.5は179.6分(約5分の1) |
| 出来 | マリオカート風の見比べではOpus 5.5がはっきり上 |
| 得意なこと | 3Dとゲーム性、動画や画像の読み取り、参考文献つきの文章 |
| 苦手なこと | 京都の街並みの再現、短く言い切る文章、ターミナル操作の多い開発 |
| 料金 | アプリはGoogle AI Pro(月2,900円)から。APIは12月1日から2倍 |
速さの条件:ArgonはAPIに1回投げてHTMLを受け取る形(OpenRouter経由・考える量はmedium)、Opus 5.5はClaude Codeがファイルに書きながら作る形です(Argonは2026年10月、Opus 5.5は9月に同じ文面のお題で自分で測定)。
Gemini 4 Argonとは|Gemini 4はまだArgonの1本だけ

Gemini 4 Argonは、Googleが2026年9月30日に発表した最上位のモデルです。発表時はサイバーセキュリティの担当者向けの申請制プログラム(Fairwind Program)だけで提供され、10月13日(米国時間)から一般のユーザーも使えるようになりました。
今のところ、Gemini 4の名前がついたモデルはArgonの1本だけで、Flashのような軽いGemini 4はまだありません。軽いモデルは引き続きGemini 3.8 Flashです。話題だったGemini 3.5 Proは出ないまま、前のGemini 3.1 Proから一気に4へ進みました。他社の強いモデルが相次ぐなかで、出し惜しみしていたのではと個人的には見ています。
| 項目 | Gemini 4 Argon |
|---|---|
| 一般提供 | 2026年10月13日(米国時間) |
| モデルID | gemini-4-argon |
| 入力 | テキスト・画像・音声・動画・PDF |
| 出力 | テキストだけ(画像や音声は作れない) |
| コンテキスト | 1,048,576トークン(入力と出力で共有) |
| 1回の出力 | 既定は65,536トークン(長い出力の仕組みを使うと最大1,048,576) |
| 考える量 | low・medium(既定)・highの3段階 |
出典:Gemini 4 Argon モデルページ・Google公式ブログ(2026年10月時点・公式参照)
動画をそのまま読めるのが一番の違い
特に大きいのが、動画と音声をそのまま入力できる点です。Claude Opus 5.5の入力はテキストと画像だけなので(Opus 5.5の公式のモデル概要)、収録した動画を丸ごと渡して読ませる使い方はできません。この読み取りの力は、使っていてかなり高いと感じました。
軽いモデルの役を担うGemini 3.8 Flashの実力は、Gemini 3.8 Flashの検証記事で紹介しています。
-
-
Gemini 3.8 Flashを実機検証|動画理解はClaude超え、大規模開発は厳しい理由
続きを見る
Gemini 4 Argonの料金|無料では使えず、APIは12月1日から2倍

Geminiアプリで使う|Google AI Pro(月2,900円)から
Geminiアプリで使うには、Google AI Pro以上の契約が必要です。回数の上限は使った計算量で決まり、5時間ごとのリセットと週の上限がありますが、Argonだけの回数は公開されていません。
| プラン | 月額 | Gemini 4 Argon |
|---|---|---|
| 無料 | 0円 | 使えない |
| Google AI Plus | 725円 | 使えない |
| Google AI Pro | 2,900円 | 使える(Geminiアプリ・検索のAI Mode) |
| Google AI Ultra | 14,500円・32,000円 | 使える(AI Studioも含む。32,000円はAI Proの20倍の使用量) |
出典:Google AI のプラン・Geminiアプリのヘルプ(2026年10月時点・公式参照)
公式の発表では、開発者向けのAntigravityで使えるのはUltraとされていました。ところが収録した10月16日には、AI Proの契約でもAntigravityでGemini 4 Argonを選べる状態でした。僕もAI Proのままです。CLIでガンガン回したい方はUltra、まず試すならAI Proで十分です。
APIで使う|12月1日から単価が2倍
APIの料金は、11月30日までは100万トークンあたり入力2ドル・出力10ドルです。12月1日からは入力4ドル・出力20ドルと2倍になり、Opus 5.5と同じ単価に並びます。
| 項目 | 2026年11月30日まで | 2026年12月1日から |
|---|---|---|
| 入力 | 2ドル | 4ドル |
| 出力(考える分を含む) | 10ドル | 20ドル |
| キャッシュ入力 | 0.10ドル | 0.20ドル |
100万トークンあたり。出典:Gemini API の料金(2026年10月時点・公式参照)
APIで使う前に知っておくこと
- 無料枠はなく、AI Proを契約していてもAPIは別料金
- BatchとFlexは通常の半額
- キャッシュは自動の仕組みだけで、明示的なキャッシュは使えない
- 第三者の測定では1タスクに61.6kトークンを使い、GPT-6 Astraの2倍超
Gemini 4 Argonの使い方|アプリ・Antigravity・APIで選ぶ
Gemini 4 Argonを使う方法は大きく3つです。手軽に試すならGeminiアプリ、開発に使うならAntigravity、使った分だけ払って自分の仕組みに組み込むならAPIです。
step
1Geminiアプリでモデルを「4 Argon」に切り替える

Google AI Pro以上に入っていれば、Geminiアプリの入力欄にあるモデルの選択に「4 Argon(複雑なタスク)」が出てきます。同じメニューの「思考レベル」から、考える量も選べます。動画やPDFは、入力欄の+から添付します。
step
2Antigravityのモデル切り替えでGemini 4 Argonと考える量を選ぶ

Antigravityでは、モデルの切り替え画面(Switch Model)でGemini 4 Argonを選び、Effortをlow・medium・highの3段階から選びます。既定はmediumです。同じ一覧にはClaude Opus 5.5やClaude Sonnet 5.5も並んでいて、ここも話題になっているポイントです。
step
3AI StudioかOpenRouterのAPIから呼び出す

使った分だけ払うなら、Google AI StudioでAPIキーを発行するか、いろいろなAIモデルを1つの窓口で使えるOpenRouterを通します。AI Studioの画面では、Ultraの契約か、APIキーでのリクエストでのみ使えると表示されました。OpenRouterでのモデル名は次のとおりです。
google/gemini-4-argon
ベンチマーク|公式は19項目中14項目で首位、第三者ではOpus 5.5が上

Googleの公式の比較表では、GPT-6 Astra・Claude Fable 5.1・Claude Opus 5.5と並べて、19項目中14項目でGemini 4 Argonが首位です。業務の自動化と長い動画の理解で、特に高い値が出ています。
| ベンチマーク | Gemini 4 Argon | 補足 |
|---|---|---|
| Vals Index(知識労働) | 68.9% | 4モデル中で首位 |
| AutomationBench(業務の自動化) | 51.3% | 4モデル中で首位 |
| LVBench(長い動画の理解) | 91.7% | 4モデル中で首位 |
| Terminal-bench 4.0(ターミナル作業) | 57.4% | Opus 5.5は66.4% |
| FrontierSWE v2(実務の開発) | 55.0% | 4モデル中で最下位 |
Argonは考える量がhighの値、他社は各社の自己申告の値。出典:Gemini 4 Argon モデルカード(2026年10月時点・公式参照)
第三者の評価|総合はOpus 5.5の58に届かない
第三者のArtificial Analysisの総合指数では、Argon(high)は53でGPT-6 Astra(max)と同点、Opus 5.5(max)の58には届きません。それでも前のGemini 3.1 Pro Previewの30からは23点上がり、OpusやGPT-6 Astraと競えるモデルになりました。
幻覚率(知らないことを作り話で答える割合)は15.1%で、Opus 5.5(max)の58.6%より大幅に低い値です。ただし正答率は49.9%で、Opus 5.5の66.2%を下回ります(出典:Artificial Analysis・2026年10月時点)。知らないときは答えを控えるタイプです。
自分でも、存在しない関数や架空の小説などを混ぜた10問を両方に2回ずつ聞きましたが、どちらも作り話はゼロで、簡単な引っかけでは差が出ませんでした。Xでは、次のような声が上がっています(投稿者の言葉の要約)。
- 「文章の相棒としてはお気に入り。ただし社内のシニアエンジニア向けのテストは21%」(EveryのDan Shipper氏)
- 「記事を20本ほど比べて、精度はOpus 5.5が上。値段は4割ほど安く、読みやすさは十分」(けんすう氏)
Opus 5.5から乗り換えるべきか|動画の分析役として組み込む

では、乗り換えるべきでしょうか。僕の結論は、Opus 5.5から乗り換えるモデルではないです。同じお題で作品を並べても総合的な出来はOpus 5.5が上で、エンジニアの評価も、Opus 5.5やGPT-6 Astraに比べると今ひとつという声でした。
ただ、動画の処理や分析はArgonの方が得意です。仕事の流れ全体(ハーネス)の中に、動画を読む係として一部だけ組み込むと、いろいろな処理を有利に進められます。ハーネスの考え方はハーネスエンジニアリングの記事で解説しています。
| いま使っているモデル | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| Claude Opus 5.5 | 乗り換えない(併用) | 総合の出来はOpus 5.5が上。動画の分析だけArgonに任せる |
| GPT-6.1 Sol | Solのまま | 安いうえに処理の精度も十分。手を動かす係はSolがコスパで上 |
| Google AI Proを契約中 | すぐ試す | 追加料金なしでGeminiアプリから選べる |
僕自身、Gemがスキルに変わったタイミングで、アップロードした動画を分析する「/video-check」のようなスキルを作っていました。こうしたスキルとArgonの相性はかなり良く、録音や動画の要約、動画で発信している方には特におすすめです。
個人的に一番のおすすめは、Google AI Proの契約です。月2,900円でGemini 4 Argonを使えて、Googleのサービスもコスパ良く使えます。手を動かす係に推しているGPT-6.1 Solは、GPT-6.1 SolとOpus 5.5を比べた記事で紹介しています。
-
-
GPT-6.1 SolとOpus 5.5を同じお題で比較|料金・使い方とeffortの選び方
続きを見る
同じ11課題で比較|作り終えるまでの時間はOpus 5.5の約5分の1

ここからは実際の作品です。いつもの新モデルの検証と同じ11課題(ゲーム10本と図解1本)をArgonに1回ずつ作らせ、以前の回に同じ文面で作らせたOpus 5.5の記録と比べました。
作り終えるまでの時間は、Argonの合計35.6分に対してOpus 5.5は179.6分で、約5分の1でした。ただしArgonはAPIに1回投げてHTMLを受け取る形、Opus 5.5はClaude Codeがファイルに書きながら作る形なので、速さの差には作り方の差も入っています。
| お題 | Argonの時間 | Argonの費用 | Opus 5.5の時間 |
|---|---|---|---|
| 2Dアクション | 1分55秒 | 0.1733ドル | 8分12秒 |
| 3Dアスレチック | 2分45秒 | 0.2356ドル | 10分18秒 |
| ボクセル(掘る・置く) | 2分39秒 | 0.2273ドル | 15分58秒 |
| カートレース | 4分33秒 | 0.4111ドル | 14分19秒 |
| モンスター育成RPG | 3分00秒 | 0.2576ドル | 33分42秒 |
| 3D対戦アクション | 4分01秒 | 0.3243ドル | 14分04秒 |
| 図解(インフォグラフィック) | 3分30秒 | 0.2824ドル | 6分20秒 |
| 3D鬼ごっこ | 2分52秒 | 0.2663ドル | 23分02秒 |
| ロボ1対1対戦 | 2分35秒 | 0.2469ドル | 8分55秒 |
| 3Dサバイバル | 3分46秒 | 0.3494ドル | 14分35秒 |
| 3Dアクション(箱庭) | 3分57秒 | 0.3564ドル | 30分10秒 |
| 合計 | 35.6分 | 3.13ドル | 179.6分 |
Argonは2026年10月14日にOpenRouter経由で実測(費用は実際の請求額・考える量はmedium)。Opus 5.5は2026年9月にClaude Code(サブスク枠)で作った記録のため費用の記録なし。
11本とも途中で切れずに完成しました。仕様や数値を細かく固めた「作り込み版」のプロンプト4本でも、Argonの合計14.9分に対してOpus 5.5は112.4分です。速く形にしたい場面では大きな武器になります。
魔法使いチェスをHTML1枚で作らせてみた|話題の3Dを自分でも再現

まずは、Xで話題になっていた魔法使いチェスです。DeepMindのCEOのDemis Hassabis氏がArgonで作った作品として紹介していて、AI Studioでも公開されていました。ハリーポッターのような世界観で、駒が動いて戦う3Dのチェスです。
話題の魔法使いチェス、Gemini 4 ArgonにHTML1枚で作らせたら正直びっくり。
APIに1回で5分04秒。駒は砕け散るし、AIにだいぶ攻められた。
3Dの見せ場なら、僕はまずArgonに投げる。
#Gemini4Argon
— せなお| AIとITを使った仕事術 (@rutinelabo) 投稿を見る
公式が見せる作品はよくできていても、自分で作ると同じ品質が出ないことはよくあります。ところが今回は、HTML1枚で、ここまでのクオリティのチェスが動きました。かかった時間は5分04秒、費用は0.3383ドルです。
作品に組み込ませた自己検証も9項目すべて通り、3手先までの局面の数(8,902通り)を確かめるルールの検査や、取られた駒が砕ける破片の物理まで含まれています。以前Flashのモデルで3Dを作らせたときは時間がかかり質も低かったので、大きく伸びたところです。
マリオカート風ゲームでOpus 5.5と比較|速さはArgon、出来はOpus 5.5

次はマリオカート風のレースゲームです。11課題の章で触れた「作り込み版」の同じプロンプトで、Argonは3分34秒・0.3085ドルで作り終え、Opus 5.5は18分50秒かかりました(作り方の違いは11課題の章のとおり)。1回の指示で、コースもカートもしっかりマリオカートらしく作られています。
見た目は、やっぱりOpus 5.5が上だった。
マリオカート風で、Argonは3分34秒、Opus 5.5は18分50秒。ただし作り方の条件は違う。
速さはArgon、仕上げはOpus 5.5で使い分ける。
#Gemini4Argon
— せなお| AIとITを使った仕事術 (@rutinelabo) 投稿を見る
ただ、遊んでみると、空を飛んでしまうプレイヤーがいたり、敵のカートの動きもあまり良くなかったりしました。1回の指示(ワンショット)で作っているので、どうしてもこのくらいのクオリティになります。

同じお題をOpus 5.5で作ると、比べるまでもなくOpus 5.5の方がレベルの高い出来でした。作る速さはArgonが上でも、仕上がりで選ぶならOpus 5.5です。Opus 5.5の実力はClaude Opus 5.5の解説記事でまとめています。
-
-
Claude Opus 5.5とは|Fable 5.1並みの性能を4割の料金で使える
続きを見る
3Dアスレチックはクリアまで遊べた|ゲーム性はArgonの得意分野

3Dのアスレチックゲームは、かなり安定して作れるようになっていました。足場を飛び移りながらゴールを目指すゲームで、ゲームクリアまでしっかり遊べる出来です。かかった時間は2分45秒、費用は0.2356ドルでした(Opus 5.5は10分18秒)。
2分45秒で、ゴールまで遊べる3Dアスレチックができた。
Gemini 4 ArgonにAPIで1回投げただけ。何度か落ちたけど、チェックポイントから再開できてクリア。
3Dのゲームなら、Argonで十分。
#Gemini4Argon
— せなお| AIとITを使った仕事術 (@rutinelabo) 投稿を見る
3Dの表現は、前のGemini 3.1 Proのころから、Geminiの得意分野でした。そこにさらに磨きがかかり、3Dのゲームもかなり安定して作れるようになったと感じます。
ほかのゲーム|ポケモン風はゲームボーイ級、京都の街並みは今ひとつ

モンスター育成RPG(ポケモン風)は、かなりポケモンに近い仕上がりでした。最初のゲームボーイくらいのクオリティのゲームなら、もう完全に作れそうです。かかった時間は3分00秒で、Opus 5.5の33分42秒より圧倒的に速く形になりました。
2Dアクションは、グラフィックがOpus 5.5やGPT-6のモデルに少し及ばないものの、ボタンの反応がよく、スピード感のあるゲームが作れました。マインクラフト風のボクセルゲームもしっかり作れましたが、Gemini 3.8 Flashの段階でも作れていたので、特に差は感じませんでした。
マリオ64風の3Dアクションは、世界観まで細かく指定した作り込み版で作らせましたが、キャラクターの顔のレベルが低く、エラーも目立ちました。作品自身の検査でも、600ステップ動かすと数値が壊れるか敵が落ちる不具合を自己申告していました。

京都の街並みを歩ける3Dも作らせました。バスが走っているなど雰囲気はあるものの、クオリティはまだ物足りません。作品の自己検証は6項目すべて通り、建物も2,928棟ありましたが、見た目はもう少し欲しいところです。
文章を書かせると|Geminiらしい長文、参考文献の引用は強い

文章の力を見るために、Argon自身の特徴を調べてブログ記事を書かせました。参考文献はしっかり引っ張ってきてくれて、写真の引用も上手です。2回書かせて、本文と参考文献のリンクは2回ともすべて開ける状態でした。
一方で、AIっぽさが出るタグを入れてきたのはマイナスでした。1つ1つの文が長く、箇条書きの項目も長めで、表の形式も含めてかなり「Geminiらしい」文章です。普段からGeminiのディープリサーチを使っている方には、なじみのある書き方だと思います。
- 向く:ディープリサーチのように根拠を集めて書く記事、調べもののまとめ
- 向かない:短くテンポよく読ませたい記事、手直しなしで公開したい原稿
動画編集を4モデルで比較|忠実なカットはOpus 5.5とArgon、意味でつなぐならGPT

モデルの違いがいちばん出たのが動画編集です。動画を捉える力はGeminiが優秀と聞いていたので、以前に投稿したClaude Haiku 5.5の回の収録から冒頭60秒を、テレビ番組風に4モデルで編集させました。
動画をそのまま見て聞けたのはArgonだけです。Opus 5.5とGPTの2モデル(GPT-6 Astra・GPT-6.1 Sol)は動画を受け取れないため、1秒ごとの画面の一覧と書き起こしを渡しています。
| モデル | 作った時間 | カット | 編集後の長さ | 見た印象 |
|---|---|---|---|---|
| Gemini 4 Argon | 167秒 | 7か所・13.0秒 | 47.0秒 | カットとテロップの表示が上手 |
| Claude Opus 5.5 | 325秒 | 4か所・11.1秒 | 48.9秒 | 無音のカットが自然で、1本にきれいにつながる |
| GPT-6 Astra | 1,413秒 | 4か所・20.4秒 | 39.6秒 | 意味がつながるように編集。冒頭が少し長い |
| GPT-6.1 Sol | 832秒 | 4か所・20.4秒 | 39.6秒 | Astraとほぼ同じ考え方の編集 |
元の長さは60秒。2026年10月15日に自分で測定(ArgonはAPI経由で動画を入力、Opus 5.5はClaude Code・GPTはCodexのサブスク枠で作成)
GPT-6 AstraとGPT-6.1 Solは、話のトピックや映像を捉えて、意味がつながるように動画をつないでくれました。一方、話した言葉を忠実に残してきれいにつなぐのは、ArgonとOpus 5.5です。
動画編集の任せ方
- ジェットカットや言い直しの削除など、忠実なカットはOpus 5.5かArgon
- AIに任せてざっくり意味でつないでほしいならGPTのモデル
編集の記録を書き起こしと照らし合わせると、Argonは理由に画面と音の両方を書いていた反面、チェックリストの3項目が実際と違いました(カットの合計を14.34秒と書いたが、実際は13.02秒など)。報告の正確さは、GPTの2モデルの方が上でした。
まとめ|速さと動画はGemini 4 Argon、仕上げはOpus 5.5

Gemini 4 Argonを使ってみてわかったことをまとめます。
- Gemini 4はまだArgonの1本だけ。入力は動画や音声まで、出力はテキストだけ
- アプリはGoogle AI Pro(月2,900円)から。APIは12月1日から2倍になる
- 同じ11課題を作り終える時間はOpus 5.5の約5分の1(作り方の違いを含む)
- 3Dとゲーム性は強いが、総合的な出来はOpus 5.5が上
- 動画編集は、忠実なカットならOpus 5.5とArgon、意味でつなぐならGPT
Opus 5.5から乗り換えるより、動画の分析のような得意な仕事をArgonに任せて、仕組みの一部に組み込むのがいちばん効果的です。Google AI Proを契約している方は追加料金なしで試せるので、まずは手元の動画や資料を渡してみてください。
今回の11課題の時間と費用の比較表と、カートレースのお題の全文、動画から目次と記事の見出しを作るプロンプトは、公式LINEで合言葉「アルゴン比較」と送ると受け取れます。
公式LINEでGemini 4 Argonの比較資料を受け取る
▶ メンバーシップ(スタンダードAI ¥690/月)で毎回のプロンプト全文と質問部屋を受け取る
こちらの動画もおすすめ
-
-
Geminiスキルの使い方|Gemの自動移行はいつ?作り方とClaudeへの持ち出し
続きを見る
