この記事でわかること
- Claude Opus 5.5の特徴と基本スペック
- Fable 5.1との料金・性能の違い
- Claude Codeでの使い分けとeffortの選び方
- 実際に一発で作れたゲームと資料の実例
「僕が実際にClaude Opus 5.5でゲームや資料を10本以上作らせたら、マリオ64風の3Dゲームまでプロンプト1回で遊べる形になりました」
AnthropicからClaude Opus 5.5がリリースされました。最上位のFable 5.1のひとつ下にあたるモデルですが、使ってみた感触はFable 5.1とほとんど変わりません。それでいて料金はFable 5.1の4割で、クレジットの減り方もかなり穏やかです。
こんにちは、ルーティンラボ(@rutinelabo)です。本記事では、Claude Opus 5.5の料金・スペック・公式ベンチマークを整理したうえで、Fable 5.1やGPT-6 Astraと実際に比べて分かった得意・不得意をまとめます。

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Claude Opus 5.5とは|Fable 5.1並みの性能を4割の値段で使えるモデル

Claude Opus 5.5は、日本時間の2026年9月23日にリリースされたAnthropicの最新モデルです。Claudeのモデルは最上位がFable 5.1で、Opusはその1段階下にあたります。公式は「ほとんどの作業でFable 5.1と同等」と位置づけていて、料金はFable 5.1の4割に抑えられています。
僕自身、リリース後すぐにClaude Codeで使い込みましたが、Fable 5.1と同じくらいしっかり作業をこなしてくれました。特に驚いたのが文章の書き方です。普段から文字起こしからブログ記事を作る作業にClaudeを使っているのですが、前のOpus 5は1段落がだらだら長くなりがちでした。
Opus 5.5では、見出し2と見出し3のバランスが良くなり、箇条書きやボックスも適度に入れながら、画像の位置まで考えて組み立ててくれます。汎用的に使いやすいモデルになったというのが、最初の率直な感想です。ひとつ上のFable 5.1がどんなモデルかは、Claude Fable 5.1を検証|ベンチ2倍は実物に出るのか10課題で比較で詳しく検証しています。
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Claude Fable 5.1を検証|ベンチ2倍は実物に出るのか10課題で比較
続きを見る
Claude Opus 5.5の基本スペック|コンテキスト100万トークン

まずは基本スペックです。一度に読み込める量(コンテキスト)は100万トークンで、1回の返答で書き出せる量(最大出力)は12.8万トークンです。長い資料やコードをまとめて渡しても、途中で読み落としにくい容量です。
| 項目 | Claude Opus 5.5 | Fable 5.1 |
|---|---|---|
| リリース | 2026年9月23日(日本時間) | 2026年9月1日 |
| モデルID | claude-opus-5-5 | claude-fable-5-1 |
| コンテキスト / 最大出力 | 100万 / 12.8万トークン | 100万 / 12.8万トークン |
| 既定のeffort | medium(low〜maxの5段階) | high |
| 知識カットオフ | 2026年6月 | — |
| 思考(thinking) | 常にオン(オフにできない) | — |
出典:Claude Docs(Opus 5.5 overview)・What's new in Opus 5.5(2026年9月時点・公式参照)
知識カットオフは2026年6月です。インターネット検索を使わなくても、2026年6月までの情報は最初から知っている状態でやり取りできます。かなり最近までのデータを持っているので、新しいツールの話をしても話が通じやすいと感じました。
Opus 5.5の料金|Fable 5.1の4割・「40%安い」の正体

API料金は、100万トークンあたり入力4ドル・出力20ドルです。決して激安のモデルではありませんが、Fable 5.1(入力10ドル・出力50ドル)と比べると、入力も出力もちょうど4割の単価です。同じ量を処理しても、支払いはFable 5.1の4割で済みます。
| モデル | 入力(100万トークン) | 出力(100万トークン) |
|---|---|---|
| Claude Opus 5.5 | $4 | $20 |
| Opus 5 | $5 | $25 |
| Fable 5.1 | $10 | $50 |
| Opus 5.5 Fast mode | $8 | $40 |
出典:Claude Docs(Pricing)・Anthropic公式発表(2026年9月時点・公式参照)。Fast modeは最大2.5倍速の研究プレビューで、APIとClaude Codeのみの提供です。

公式が「Opus 5より40%安い」と言っている点は、少し読み方に注意が必要です。単価そのものはOpus 5から20%下がっただけで、4割引きになったわけではありません。そこに少ないトークンで仕事を終える効率が加わって、一般的な作業ではOpus 5より40%安く動く、というのが公式の説明です。
実際に使っていても、この効率の良さは体感できました。僕は設計をFable 5.1、実際に手を動かす作業をOpus 5.5に任せていますが、5時間ごとの利用枠や週の利用枠の減り方がかなり抑えられています。Claudeの有料プランだけで、設計から実装まで高い品質で回せる組み合わせだと感じています。
Opus 5.5 vs Fable 5.1|公式ベンチマークで比較

公式ページでは、エージェント型のコーディングや、資料づくりのような知的作業のスコアが、Fable 5.1・Opus 5・GPT-6 Astraと横並びで比べられています。すごいのは、エージェント型のコーディングでFable 5.1を上回っていることです。主なベンチマークを抜き出すと次のとおりです。
| ベンチマーク | Opus 5.5 | Fable 5.1 | Opus 5 | GPT-6 Astra |
|---|---|---|---|---|
| Terminal-Bench 4.0 | 66.4% | 55.8% | 52.3% | 57.9% |
| FrontierCode v1.1 | 54.4% | 50.3% | 48.0% | 53.3% |
| GDPval-AA v2.1 | 1846 | 1735 | 1708 | 1542 |
| OSWorld 2.0 | 81.8% | 80.7% | 74.0% | — |
| AutomationBench | 40.0% | 31.4% | 26.9% | 41.4% |
| Terminal-Bench-Science 0.1 | 58.7% | 52.6% | 29.0% | 64.6% |
出典:Anthropic公式発表のベンチマーク表(2026年9月時点・公式参照)。第三者のArtificial Analysisでも、Intelligence Indexで58で1位(GPT-6 AstraとFable 5.1は53)になっています。
ただし、全部で1位というわけではありません。AutomationBenchとTerminal-Bench-ScienceはGPT-6 Astraのほうが上です。公式自身も「この性能帯ではベンチマークの差は物差しとして当てにならない」と書いているので、ここは好みや用途で選べば十分だと思います。

前のOpus 5とも、同じ2Dアクションゲームを作らせて比べてみました。見た目の差はもうほとんど出なくなっています。ただ、ジャンプがギリギリ届く位置に足場を置くような細かい設計は、明らかにOpus 5.5のほうが上手で、ちゃんと「ゲーム性」のある作りになっていました。
Claude Codeで変わったこと|既定モデルとeffort medium

Claude Codeを使っている人にとって大きいのが、既定のモデルがOpus 5.5に切り替わったことです。あわせて、推論の深さを決める「effort」の既定がmediumになりました。変わった点を表にまとめます。
| 変わったこと | 内容 |
|---|---|
| 既定のモデル | Claude Code v2.1.280で既定のOpusがOpus 5.5に。Pro・Team Standardの既定もSonnetからOpusへ |
| effortの既定 | 全プロダクトでmediumが既定(以前に保存したeffortの設定は引き継がれない) |
| 利用上限 | Pro・Max・Teamなどの5時間の利用上限を引き上げ。保存して使える上限リセットも配布(10月22日まで) |
出典:Claude Code CHANGELOG・MacRumors(2026年9月時点)。上限の引き上げ幅は公式に数字が出ていません。
僕はMaxプランに入っているので、普段はxhighやmaxで作業させ、全体の設計はultracodeでガンガン回しています。ただ、コスパよく使いたいならmediumかhighがおすすめです。effortを上げるほどクレジットの消費は大きく変わるので、まずは既定のmediumで試してみてください。
モデルとeffortの使い分けの考え方は、Claude Codeのモデルとエフォート使い分けでも整理しています。
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Claude Codeのモデルとエフォート使い分け|クレジット節約の判断基準
続きを見る
Opus 5.5とFable 5.1の使い分け|迷ったらOpus 5.5から

Anthropic公式の使い分けはシンプルです。大半の作業はOpus 5.5で行い、迷ったらOpus 5.5にしておけばいい、という案内です。effortを上げても精度やイメージに届かない場合に限って、Fable 5.1を使うように書かれています。
何でもかんでもFable 5.1で動かすと、トークンをかなり消費してしまいます。公式の作例でも、HAProxyというソフトをC言語からRustへ移す作業で、Opus 5.5は9.5時間(Fable 5.1は12時間)で終わり、コストは51%減ったと紹介されています。
- 向いている:長いコーディング作業・長時間走らせるエージェント作業
- 向いている:リサーチ、文章や資料の作成
- 向いている:3Dやゲーム、画面を見ながら作るUIの作業
- Fable 5.1に回す:全体の設計・要件定義、Opus 5.5のmaxでも足りない仕事
今回いちばん変わったと感じたのが、3Dや見た目の作業です。Fable 5.1の段階では、見た目を重視したい3DのゲームはGPT-6 Astraにコーディングしてもらっていました。Opus 5.5からは、ゲーム制作や動画編集のような作業もClaudeのモデルで任せられるようになっています。
Xでの反応|Three.jsの3D作品が一気に増えた

リリース直後にXで「Claude Opus 5.5」と検索すると、Three.jsで作られた3Dの作品や、オープンワールドを作ってみたという投稿がたくさん出てきました。GPT-6 Astraが出たあたりから3Dのコンテンツは増えていましたが、Opus 5.5でさらに勢いがついた印象です。
たとえば@higgsfield_aiはOpus 5.5とGPT-6 Astraで3Dの侍ゲームを作り比べていて、@WoahWurdzはスマブラ風のゲームを一発で作ったと投稿しています。一方で、第三者の評価では弱点も指摘されています。
第三者が指摘した弱点
Artificial Analysisの計測では、1タスクあたりの出力が約11.9万トークン(Fable 5.1は約7.8万)と長めでした。Everyのレビューでも「結論が後ろに埋もれる」「一発目の成果物に細かいミスが出る」と書かれています(Every・2026年9月時点)。
3D生成AIのツールとOpus 5.5やGPT-6 Astraは相性が良く、実際に遊べるところまでゲームを作りきってくれます。3D生成AIと組み合わせたゲーム素材づくりは、3D生成AIでゲーム素材を全部作るで解説しています。
実際に作らせたゲーム|2Dも3Dもワンショットで動いた

ここからは、僕が実際にOpus 5.5に作らせたものを紹介します。どれもプロンプト1回のワンショットで作ったものです。2Dのアクションゲームはもう問題ないレベルで、3Dの作品もかなり高いクオリティで仕上げてくれるようになりました。
| 作ったもの | 実際に遊んでみた感想 |
|---|---|
| 3Dアクション | 足場が消えるステージやマグマのコースまであり、ゴールまで遊べた |
| マインクラフト風 | オープンワールドがスルスル動き、海の表現も問題なし |
| レーシング | 操作はかなり難しいが、ゲームとしてしっかり成立 |
| ダダサバイバー風 | 周りから敵が次々と出てくるゲームが、ブラウザでサクサク動いた |
3Dアクションは、画面のバグもなく安定して動きました。Fable 5が出てきてやっと遊べるようになったレベルの3Dが、1段階下のOpusで安定して出てくるのは嬉しいところです。足元が消えるステージを越えて、最後にジャンプしてクリアまで、ゲーム性もしっかりしていました。

マインクラフト風のオープンワールドは、何の問題もなく作ってくれました。ただ、このジャンルは最近Gemini 3.8 Flashでも作れるようになっていて、モデルごとの差はかなり小さくなっています。以前のようなAIっぽさやクオリティの低さはだいぶ取れてきて、コードを自分で触る場面はほとんどなくなりました。
スマブラ風・ポケモン風ゲームもワンショットで遊べた

結構すごいなと思ったのが、ポケモン風のゲームです。草むらを歩いているとモンスターが出てきて、バトル画面では「ひっかく」「エンバー」のように技を選んで戦えます。もうひと息で完成品と呼べそうなところまで、一発で作り込んでくれました。

もう1本は、大乱闘スマッシュブラザーズ風の対戦アクションです。キャラクターにはアニメーションまで付いていて、ちゃんと対戦ゲームとして遊べます。ただ、敵のキャラクターがめちゃめちゃ強いのは相変わらずで、最近のAIで作ったゲームのお約束になりつつあります。
3Dの鬼ごっこゲームも作ってもらいましたが、鬼のモデルのクオリティまでかなり高く仕上がりました。鬼ごっこゲームは、GPT-6 AstraやOpus 5.5で本気で作り込んでみようと思っているので、完成したらまた共有します。
資料づくり|ハーネスエンジニアリングの解説が動くページに

ゲーム以外に、ハーネスエンジニアリングの解説資料も作ってもらいました。「品質を守るのはモデルの記憶や注意ではなく、環境と仕組み」という内容を、要素がふわっと浮かび上がる最近のホームページ風のデザインで仕上げてくれています。
動きのあるページなので、読んでいても理解しやすい資料になっています。ここまで細かい作り込みがワンショットで出てくるのは、グラフィックの力が明らかに上がったからだと思います。スライドや解説資料を作る用途でも十分使えるモデルです。
ハーネスエンジニアリングそのものについては、ハーネスエンジニアリングとは|Claude Codeでアプリ開発の質が変わる3つの仕組みでまとめています。
桶狭間3Dシミュレーション|時間を動かせる歴史教材

3Dのシミュレーションとして、織田信長の桶狭間の戦いも作ってもらいました。時間を動かせる3次元のシミュレーションで、局面ごとにナレーションが付き、通説に沿って何が起きたのかを解説してくれます。
| 局面 | 画面で起きること |
|---|---|
| 第1局面 丘陵に布陣(正午) | 尾張に進出した今川軍と、限られた兵力の織田軍の位置関係を表示 |
| 第2局面 谷筋 | 織田軍が谷筋を進んでいく様子を再現 |
| 第3局面 豪雨に紛れて(12時40分) | 雨のオン・オフを切り替えて、視界と戦況表示を比べられる |
最初に「数字や経緯には諸説があり、通説に基づく模式的な再現」と断ってくれるのも好印象でした。おそらくThree.jsで開発してくれていますが、クオリティは十分です。歴史の先生がこうした教材をサクッと作れたら、授業がかなり楽しくなると思います。
同じ桶狭間の戦いをGPT-6 Astraで作った回は、GPT-6 Astraで3Dシミュレーターを作るで紹介しています。作り方の流れが分かるので、見比べてみてください。
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GPT-6 Astraで3Dシミュレーターを作る|京都・桶狭間・渋谷を再現
続きを見る
マリオ64風3Dゲーム|GPT-6 Astraと比べるとAstraが上

最後は、冒頭でも見せたスーパーマリオ64風の3Dゲームです。カメラワークや水中での動きまで再現されていて、ヒップドロップをしたり、山の上に登ったりしながらスターを集められます。操作はかなり難しいものの、スターを取ってクリアするところまで遊べました。

同じお題をGPT-6 Astraにも作らせて、並べて比べてみました。GPT-6 Astraもかなりマリオらしいものを作っていて、グラフィックのクオリティは高いです。正直に言うと、このマリオ64風のゲームに関してはGPT-6 Astraのほうが上だと感じました。
試しにGrokでも作ってみましたが、3DのゲームではまだGPT-6 AstraやOpus 5.5にはかないませんでした。Grokにも得意な使いどころはあるので、ゲームやグラフィックならGPT-6 AstraかOpus 5.5、という使い分けが今のところ現実的です。
文章生成はOpus 5.5がずば抜けていた|GPT-6 Astraと比較

ゲームではGPT-6 Astraに軍配が上がりましたが、文章の生成ではOpus 5.5が一歩抜けていました。同じ文章を左にOpus 5.5、右にGPT-6 Astraで並べると、GPT-6 Astraは1つのブロックの文章量がかなり多めです。Opus 5.5は段落や見出しの長さをバランスよく整えてくれます。
GPT-6 LunaやGrok 4.7でも同じように文章を作ってみましたが、こちらはレベルがまったく違いました。文章を作ったり構造化したりする用途では、Opus 5.5がずば抜けています。ブログやnoteのように、文章を書く作業にAIを使いたい方にはかなりおすすめです。
第三者からは「出力が長め」「結論が埋もれる」という指摘もありますが、僕がブログ記事を書かせた範囲では、むしろ読みやすく整理された文章が返ってきました。長い作業をさせるときは、結論を先に書くよう指示しておくと安心です。
ポイント
Opus 5.5の精度に合わせてCLAUDE.mdを設計し直したところ、従来の3分の1ほどの量で済みました。前のモデル向けに細かく書いた指示は、今のモデルには不要なものも多いです。ホームディレクトリのCLAUDE.mdも、一度見直してみてください。
CLAUDE.mdの基本はCLAUDE.mdとは|Claudeへの「事前のお願い」ファイルで解説しています。
まとめ

Claude Opus 5.5の要点をまとめます。
- ほとんどの作業でFable 5.1と同等、料金はFable 5.1の4割
- コンテキストは100万トークン、最大出力は12.8万トークン
- Claude Codeの既定モデルになり、effortの既定はmedium
- 3Dゲームや資料もワンショットで作れる(マリオ64風はGPT-6 Astraが上)
- 文章の生成・構造化はOpus 5.5がずば抜けている
まずは既定のOpus 5.5とeffort mediumで普段の作業を任せてみて、足りないと感じたところだけFable 5.1に回すのがおすすめです。設計はFable 5.1、実装はOpus 5.5という分け方なら、Claudeのアカウントだけでクオリティの高いものを作れます。
最新のAI情報や活用事例は、公式LINEでも配信しています。Claude Opus 5.5は、Claudeの有料プランならClaude Codeからすぐに使えます。まずは普段の作業を1つ任せて、Fable 5.1との違いを体感してみてください。
